整備の仕事を終え、作業場へ向かう途中に土手を走るのですが…夕暮れ時に淡い光を含んでふわふわと舞うタンポポの綿毛が目に沁みます。
自転車で走る女子高生のパンツも目に沁みます。
今週2回目です。ありがとうございます。
どうもこんばんは。motomanです。
皆さんはGDPをご存知でしょうか。
[ Gross Domestic Product : 国内総生産 ] ですね。
GDPを基に、国の豊かさを指標化しています。
平たく言えば…GDPが増えるほどに、お偉さん方は「国が成長した」と喜び、減ると「お国の為に!」(実のところ何の為かは知りませんが)と色々と画策するわけです。
私にはその程度しかわかりません。
では、GNHはご存知でしょうか?
[ Gross National Happiness : 国民総幸福度 ] です。
ブータン国王が提唱したGNHについては色々と考えさせられるところがあります。
国民総幸福度。
だなんて日本語にしてみるといささか滑稽な感じもしますが、その内容は興味を惹かれます。
GDPが決定的に欠いているのは、あくまで生産量の値であり、内容までは関知していないという点です。
例えば私が、玄人にしか扱えない一品だぜ!と、陶器でコテカを作ったとします。わからない人はネットの海にダイブして調べてください。
一部マニアにはバカ売れするでしょう。たぶん。
これはGDPに含まれる事になります。
ですが、一般の人からすると…このコテカは不必要です。ゴミです。
不必要な物を、限りある資源を使って作っているにも関わらず、経済が成長した事になるわけですね。
これはいかがなもんでしょう。
私は自動車整備工で生活費を稼いでいますが、言ってしまえば車が故障すれば嬉しいわけです。
他人の不幸がお金に姿を変え、私の懐に飛び込んでくるわけですから。
GDPは増えるその内訳には、こういった面もあるという事です。
ヒトが壊した自然を、ヒトが取り戻そうとあれこれ活動する中で発生したお金がGDPに反映されるのと同じです。
これではGDPの意味合いがよくわからなくなってきます。
一方で、GNHはわかりやすいと思います。
他の誰でもない自分が…どんなアイデンティティの下にどんな生き方をし、それらをどう感じるのか。
自分にとっての幸せとは何なんだろうか。
シンプルで実に良いと思います。
ブータンの国民の90%もの人が、自分は幸せだと感じながら生きているそうです。
我らが日本人はどうなんでしょうか。
私は結構微妙です。
毎日10hは眠りたいのに、なかなかそうはいかないからです。
デジタル化する事ができない、あるいは数値化する事ができない何かが大事な気がします。
これは私がものづくりに対して持っている考えと近いところがあります。
ものは言わずとも確かにそこに在り、他の何物にも代えられないものを作り出す事ができれば、それは私の幸せである。と言えます