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削り ・ 彫り ・ 刳り

5 ・ 6月 はスケジュールがパンパンで
とんでもない事になるは必至です。
それらに向けて色々とやっておかなければいけない事が山積みで
今日もチマチマと雑務や仕上げなんかをやってました。

そんな中、私の作業場に 2組 の来客があった事は
半端なく珍しい事で
明日、南大阪が大雨に見舞われるとの予報ですが…

たぶん私のせいです。

どうもこんばんは。motomanです。


今日は久々に にえっつさん が天見に来たので
在庫の整理やらを手伝って頂きました。

それから
明日 泉佐野でやる作業の準備をし
机に土をバンバンと叩きつけ、花入を制作しました。

削り ・ 彫り ・ 刳り_b0161715_1363573.jpg

虎の画が描かれた屏風に向かう一休さんのよう
気合を入れて花入に向かってみました。

なかなかの勇姿です。

削り ・ 彫り ・ 刳り_b0161715_1364582.jpg

この手のものは以前よく作っていましたが
その時は専ら黒土を使っており、今回は磁土で挑んでみました。

薪窯で焼成する予定のもので、今回 仕入れた磁土は 3種類 ありますが
その中の 2種類 で制作しました。
制作しました。とは言え、まだアウトラインを決めただけで
これから半分に割り、中を刳 ( えぐ ) って完成なんですけれどね。

削り ・ 彫り ・ 刳り_b0161715_1365055.jpg

私の ( 長い目で見た ) 目標としては
磁土の焼締を薪窯で焼成したい。というアレがあり
いわばこれはキャンバスみたいなもので
薪で焼成する事により、窯変させる事でどのような景色をつけられるのか。がテーマです。

今までは半磁で色々と試してきましたが
焦げや窯変による色味は、やはり独特です。
それを磁土に置き換え、どちらが好みなのか。というところですね。

上手い事いけば…この 2ヶ月 で 4箇所 の薪窯に入れさせてもらえる事になりそうなので
結果がとても楽しみです。
磁土で初めて作ったので、形に関しては不問でお願い致します。
もっと烈しい方が良いかもしれません。


耐火テストは済んでいるので、あとは
緋色が残せるかどうか、表面の縮れ具合がどうなるか
などなど気になるところ盛り沢山です。

2種類 の磁土のうち、どちらが好みの肌調 ・ 色味になるかどうかも
これまた楽しみです。

削り ・ 彫り ・ 刳り_b0161715_1365781.jpg

黒土を使った酒器も作り溜めていきます。
先日 私の地元で行われた狭山池まつりに出店した際
私のメインと言いますか
作品として軸にある、黒土を使ったこの手の酒器をご購入頂けたのは
とても嬉しい事です。


今までの統計上、購入されるのは 90% 以上が男性です。
私の主観ですが、その中でも
40代以降 で、お洒落な身なりをされている方が多いように思います。

ダンディ ・ キラー としてこれからも活躍してもらいたいものです。

削り ・ 彫り ・ 刳り_b0161715_137392.jpg

彫りと削りの入れ方も変えました。
形がよく映えるよう、シンプルにまとめる事を心掛けながら
且つ
一点ものを増やしていきたいと思っています。

ろくろ挽きのやり方も、以前よりも…より厚みを残しておく事で
削りを入れられる深さに、遊びの幅を持たせる事にしました。
削る手間は掛かりますが、今までにない形が創造出来るような気がします。


アウトラインばかりに囚われ、手持ち感を妨げてしまってはアレなので
呑む時に手首の返しが良くなるよう、バランスを最も大事なところとし
それを形として具現化出来るよう
削りの技術を上げたいと思います。


また改めて告知しますが
次の販売は、奈良の大和郡山で開催される
ちんゆいそだてぐさ です。

それまでに色々な事をこなしながら
出来る限りの技術を注ぎ込んだ品を
出来る限り沢山。
制作したいと思います

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by t_durden | 2014-04-29 02:20 | 陶芸 : CeramicArt