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田中 元将 展 - Motomasa Tanaka Exhibition -

いつものように告知がアレしてますけれど
今日から個展が始まりました。

どうもこんばんは。motomanです。

家を出た頃、南大阪は夏の如く晴れ渡っていて
ラジオから流れる、大阪の北の方は大雨警報が発令されているという情報に
いささか不安を感じながら北上。
大和川を超えたあたりから雲行きが怪しくなり、次の瞬間には晴れと雨の狭間に差し掛かりました。
高速道路を走行中、大雨に降られ
10m 先が見えなくなるほどのアレで
それでもライトを点けない前走車にイラッときながら wad に到着。

しこしこと搬入 ・ 展示をして
開催時間の 13時 を迎えました。

田中 元将 展 - Motomasa Tanaka Exhibition -_b0161715_0364055.jpg

実は数年前、ちょうど自動車整備士を辞職
陶芸一本でやっていこう。と独立した頃に
堺の山之口商店街は夢庵という場所を自由に使って良いよ。とのお声を頂き
勝手に個展を開いた事があるのですが
右も左もわからない状態でやっちゃったもんで…当然、お客さんも来ず

あれ
もの作って並べたら売れるんじゃないの ?? と
今思えば…せせら笑うしかない甘い考えを正さざるを得なくなった事件がありました。


そんなこんなで
2度目 の個展でありながら
きちんとしたアレで個展をするのは事実上、今回が初めてとなります。

田中 元将 展 - Motomasa Tanaka Exhibition -_b0161715_0364762.jpg

こんなものや

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こんなもの

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こんなもの

田中 元将 展 - Motomasa Tanaka Exhibition -_b0161715_037414.jpg

を並べた結果
こういった感じになってます。


しかしまあ
初個展の時の記事を振り返ってみると
ある意味で大変面白かったです。

田中 元将 展 - Motomasa Tanaka Exhibition -_b0161715_2233432.jpg

DM用 に。と
直径 30cm ほどの大きな蓋物を作ってましたね。
これは未だ、何気に田中家の玄関に置いてあります。

白磁を突き詰めたい ! とか何とか言っていた頃で
結局のところ透明釉ですら必要ないのである。とかわけわからん事ほざいてて
無釉で焼き締め、ついた埃がなかなか落とせない一品となっております。

田中 元将 展 - Motomasa Tanaka Exhibition -_b0161715_2234458.jpg

こんなもんを作り、なかなか悪くないんじゃあない ? とか思い
調子に乗ってブログにアップとかしちゃって
もう
恥ずかしさの極みですね。

あまりに恥ずかし過ぎてリンク貼れません。
記事の内容も
おじいちゃんが観に来てくれました。
エビフライ定食を食べました。
以上。みたいな
アホですわ。


まあそのあたりも
ブログの良いところと言いますか
記録としての意味は充分、発揮しているので良しとしましょう。

田中 元将 展 - Motomasa Tanaka Exhibition -_b0161715_224638.jpg

小さ過ぎてつまめないつまみと
焼成で曲がってしまった、自立出来ない脚を持つこんなものを作り
脚が曲がっちゃったけど何かかわいいな。とか思ってたんだから
本当に救いがありません。

田中 元将 展 - Motomasa Tanaka Exhibition -_b0161715_224125.jpg

これなんかも
お。
フタの合わせ結構イケてんじゃない ? とか思ってた気がします。

水平出てへんやん。みたいなね。
ていうか
表面もっとキレイに仕上げようぜ的なね。


ある意味では面白いんですが
当時 自分がこういったものを作っては悪くないねえ。とか思っていた事を振り返ると
ゾッとして笑えません。
当然のように売れず ( 値の相場すら知らなかった時代の話です )
まとめて叩き割られてしまった品達です。



こういった事があっての今の自分だから云々…ってやつで
これが無かったら今に繋がってないわけで。
半分苦笑、半分感謝。ってやつです。


そんなこんなを色々経験した上で今回、個展の話を頂き
ふと
今 私が持っている技術を総動員し
再び白い蓋物に着手したのは…因縁ってやつなんですかね。
過去に感謝しつつも現在地を確認し、次へ進もうと
過去のヘコい自分に決別する意味があるように思います。

そう考えると
数年後…願わくばもっと近い将来
数ヶ月後にこの記事を読み返す事があったとして
また苦笑せざるを得ないほど

沢山のものを見
沢山の形を咀嚼し
沢山の経験を活かし
沢山の訓練を積み
これからも
沢山の " 今 " を重ねていきたいと思います。

夢庵での個展が無ければ
この個展も無かったのかもしれません。

そんな個展の告知です。

wad
〒550 - 0013
大阪府大阪市西区新町一丁目9 -14 2F
tel / fax 06 - 7505 - 2095
地下鉄四ツ橋線 四ツ橋駅 2番 出口より徒歩 5分
※ wad cafe のみで開催しております
wad craft apartment では開催しておりません

2013.10.9 (水)- 10.14 (月)
13 ~ 20時
※ 最終日は 18時 まで

以前、 Facebook の投稿で
9 ・ 12 ~ 14日 在廊予定と告知しましたが
都合により 12日 は在廊しておりません
 
お近くの方は遊びにいらして下さいませ

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by t_durden | 2013-10-10 03:00 | 陶芸 : CeramicArt