海南窯 ( 仮 )
昨年のクリスマスあたりだったでしょうか。
和田山くんと共に、和歌山は海南へと車を走らせました。
どうもこんばんは。motomanです。
薪窯焚きませんか。というお誘いがありました。
あ、やりたいッスね。
じゃあ掃除から始めましょう。という話です。
和歌山は橋本で作陶されている
五福 香菜子さんの紹介でこの窯を見つけたそうで
場所を聞けば海南。
奇しくも、仁さんの窯の近くでした。
なんでも
8年前 に 1度 だけ焚き、その後はずっと放置されている窯だそうで
置いてある薪も自由に使って良い。との事。
とりあえず
使える薪と使えない薪を選別 ・ 整理するところからです。
パピヨン窯。
そんな言葉が浮かんでしまうくらい、何でしょう。
苔が生え、蔦の這う窯がチラリと見えます。
廃墟感があり、個人的には好みなのですが
このままでは使えません。
いざ、掃除。
8年 という時間の経過があり
また
雨を凌ぐ屋根が不十分である事から、置いてあった薪の2 / 3 は腐りきり
もはや…おが屑状態で持ち上げる事すら出来ません。
崩してはスコップでかきまくる作業が主でした。
とりあえず今回は、この窯にとっては 2度目 。
私達にとっては初めてという事で、簡易的な足場を設け
その上に薪を整理し、なるべく乾燥させるようにしました。
あれだけあった薪が…選別後には随分と減ってしまいました ;;
おが屑からは沢山の耐火レンガも出て来ました。
これだけあれば
楽を焼ける窯を作れそうです。
カブトムシの幼虫であろう、プリッとしたでっけーのも沢山出て来ましたし
今まで見た事のない
新種のゴキブリじゃあねえか。という…でっけー虫も沢山出て来ました ^^
2度目 に訪れたのは…確か 1月 の中旬くらいです。
窯の周りに放置されていた薪を整理。
意外にありますね。
窯に這う蔦をノコで切り、天井にのっかっている余分な土を落とし
窯の状態をチェックしてみました。
ら
でっけー穴が開いていました。
色見穴。
って事で良いんでしょうね。
素焼き状の壺みたいなものが刺さっていましたが、取り除く際に割れてしまいました。
焼成時、何で埋めましょう。
と言いますか
ボロを被りまくるんじゃねえか。と思っちゃいます。
空焚きの時にキャスタで固めてしまった方が良いかもしれません。
煙突の付け根。
煙突の形状が、手びねりに慣れていない人が積んだ円筒のよう
ところどころ うねりながら伸びていました。
つまり、土管などが入っているようには思えないのですが
耐熱レンガを押し込んだような箇所がランダムにあり、よくわかりませんでした。
デザイン的に押し込んだのか…否か。
屋根に登って煙突内部をチェックすべきでした ;;
nooooooooob
しかもこの辺、草が生えている事からもわかるように
結構な湿り気があります。
乗った箇所には足跡がくっきりと残るし、スコップで軽くかいでみると
モロッと崩れる所もありました。
とりあえず…適度に踏み固めておきましたが、多少 不安が残ります。
窯の周りもある程度は整理できました。
残る薪は、空焚きの時にどうせ使うから。と、とりあえず放置。
焚き口はどのように組んであったのか、和田山くんが耐火レンガを組んでみるも
上手く収まるものが無かった。という。
薪に埋もれていたレンガを整理し直し、収まるものを探さなくてはなりません。
喜楽窯と普限窯で窯焚きのお手伝いはしましたが、いざ
自分で焼成するのは初めての事です。
和田山くんはアメリカで何度も何度も焚いているので、今回は和田山くん主導。
次回は私主導。と、順に焚いていく予定です。
ちょこっと不安要素のある窯ですが。
はてさてどうなる事でしょう
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by t_durden | 2013-03-04 02:15 | 薪窯 : Wood-fired kiln