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FP

今日はどうも
春の嵐がやってきました。
えらい風と雨でしたね。

どうもこんばんは。motomanです。

足りない頭をちょっと傾げて考えてみた結果、手にあまり負担のかからないタタラをやろう。と
冬の間にこんな物を作りました。

サイズが 30cm に満たないほどではありますが
私がタタラで作った中では最も大きく、そしてフラットさが求められる類の物なので
こんなもんマジに平に焼けるんか。とか思いながら、やってみました。


八田さん曰く、平皿は素焼きしない方が良いよ。というアドバイスを頂いたので…
頂いたんですが、すでに素焼きをやっちゃった物もあり…
まあ
どういう違いがあるのかわかって良いか。ってなモンで。
FP_b0161715_15441839.jpg
実はこれら、注文を頂いた物で
私の花器をご購入頂いた方から、同じ雰囲気で板皿が出来ませんか。というアレを頂いた次第で。

金味はあまり無い方が良い。という話だったので
まずはサラッとした一品を。
FP_b0161715_15442611.jpg
これも同型で釉薬を変えた物です。

角に合計 8点 ずつ、筆でチョチョーンと釉をたらし
スタイリッシュ感を狙ったいやらしい加飾をしてみました。

先のものは金味で、こちらは赤味を出しました。
FP_b0161715_15443293.jpg
こちらも同型、全体に掛けた釉薬を変えたので
黒味が基調になっています。
FP_b0161715_15443812.jpg
別タイプ。
タタラで作った板をろくろに乗せ、円を削り出しました。
四隅に別の釉薬を掛け、ラスターっぽい…表面を這うような金属味を出しました。
FP_b0161715_15444564.jpg
そしていつものアレです。
サラッとした金味が良い。というのは感覚的なもので
どこからどこまでがその人にとって… OK なのか NG なのかは微妙なところなわけですが
おそらくこのあたりであろう。という線を攻めてみました。

コンプレッサで吹き付けをする時、自分の中でろくろを回転させる " いつもの速度 " があり
基点から何周吹き付けるか
躯体からエア ・ ガンの距離はどのくらいか
と、まあ
そのあたりに留意して釉薬の厚みを決定します。


あまりに過ぎるとシワシワが寄り過ぎ、使い辛くなるかもしれませんし
あまりに薄すぎると金味が出ません。
くるっと円を描くような景色が欲しかったので、成功と言えるでしょう。


また、焼き上がりを見て八田さんが
結構キレイに焼けたねえ。と言って下さったので、グッと握りこぶしを作った次第です。
多少はカタつくんですけれどね。


とまあそんな感じで。
初タタラによる初平皿が完成しました。

売れるんスかね???

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by t_durden | 2012-04-03 16:05 | 陶芸 : CeramicArt