頭脳と手
大阪府知事・橋下 徹のツイートをまとめてみると。
※ 当然ながら
私というフィルタを通しているので、過不足が生じる可能性を考慮して下さい。
また 要点のみの書き出しの為、一字一句 正確なものでは決してありません。
16日 19:45
" 被災地へ人・モノを送ることには限界が出てきます。
被災者を正常な自治体、特に受け入れ能力の高い都市部に疎開させるべき。
被災者を分散させて、被災地でのサポート、疎開先でのサポートを分けるべき "
という理念の下、
19:57
" 関西広域連合全体での疎開作戦を展開する。
兵庫、京都、滋賀、徳島、鳥取も疎開作戦に参加、
大阪と和歌山の担当は岩手
被災者をお迎えする移動手段も確保していく "
20:06
" 大阪府は府内市町村と協力して生活サポート、教育サポートをきっちり行います "
といった案を提示する中、現在行われている救援物資の輸送について
20:50
" 被災者疎開大作戦を実行するとしても、現在、被災地に物資を送り続けなければならない
今は各自治体が個別に物資を送っている状態で非常に非効率
大阪府は府内の市町村から支援物資を3か所の拠点に集積 "
といった現状を分析・報告した上で
次のような解決案を提示しました。
20:57
" 大阪府圏域、さらには関西圏域から一度大阪拠点に物資を集積し、
( 救援物資集積 最前線基地である ) 山形に送る。
山形から被災地への送りは、東北圏グループにお任せする。
どのような物資が必要か山形の前線基地から大阪拠点がオーダーをもらう。
そのオーダーを大阪府内の市町村から調達する
こういった、兵站線の確立を目指していきます "
17日 8:17
" 国は、現地での救助活動に全力を挙げる。
全国の自治体は、被災者を受け入れサポートを行う。
役割分担が必要。
被災者の一時疎開を打ち出すべき。
このままでは東北全体が機能不全を起こす。
関西は、西日本は全く正常である。
被災者を関西、西日本に移すべき "
8:20
" 国は被災地での人命救助に全力を挙げる。
また、国は原子力発電所の対応に力を尽くす。
原子力発電所の対応を誤れば、日本全体が破滅する。
首相・国は、自分たちは何に集中し、地方に何を任せるか方針を立てるべきだ "
8:24
" 50万人とも100万人とも言われる被災者を、出来る限り関西・西日本に疎開させ
東北から被災者サポートの負担を軽減してあげなければならない "
詳細はコチラ ( 大阪府ホームページ )
どうもこんばんは。motomanです。
これは日常的によくある事で
" 会議 " と総称されるもので特に見受けられる気がします。
一定の、公的な不利益な事実があり、それにどう対処すべきなのか。
それを皆の頭脳で好転させる為の " 会議 " であるわけですが
解決案を、どういった方向へ持っていくべきか。という点は
人それぞれ違ってきます。
その理由は当然、色々あるでしょうけれど
そこに在るのが誠実な理念に基づくものであるか
利己的な考えを基にしたものであるか、では
雲泥の差があります。
すでにベクトルが違う。と断言しても構わない気さえします。
私も過去に色々経験しましたが、会議という場に於いて
最も悪質だと思うのは
イラつきながら否定する人です。
不安を怒りに転化させ、心の安定を図る事は悪くはないですが…
そもそも会議というものは
事態を好転させる最良の案を出す為に、頭脳が集まるわけですが
否定する事こそが私のライフ・ワークです。と言わんばかりの方々も居れば
自分の意見を言う為だけに出席したんじゃあないか。と思ってしまわざるを得ない方々も居ます。
酷くなれば、それはただの " 揚げ足取り " にしかならないし
出された意見に対してどういう観点で反対と言え
それを好転させる為の代替案を提示する事こそが
議論の質を大きく変えるファクタだと思います。
自分の意見を言いたいだけならば、日記にでもしたためれば良いはずです。
それじゃあストレス発散の為の愚痴となんら変わらない。と、私は考えます。
レスポンスがあって初めて議論が成立するわけですから。
意見を言わない人が最も悪質だ。と言う方もおられるでしょう。
その場合、考えられるのは…おおまかに分けて3つ。
その場で聞いた他人の意見を受けて、あるいは新事実を加味して " 思考中 " である
意見を基に " 分析中 " あるいは、代替案を " 思案中 " である
そもそも意見など無い。ってゆーか早く帰りたい
このあたりでしょうか。
現状報告だけならば " 会議 " ではなく " 報告会 " であり
議題に沿って意見を提示する事こそが大事だと思うわけです。
つまりは、ある程度の長丁場になる事は当然で
裁判が何年もかかってしまうのも…そういった理由からかもしれません。
そういったわけで
今回のこの大阪府知事のツイートに対して私が感じた事は
サラッと言えば、好感が持てました。
さすがに元・弁護士というだけある。と言いますか…
現状を見た上で問題点を指摘し
解決に向けて具体案を提示し
自分に出来る事を考えているように見受けられました。
疑問点は
その活動に関しては賛同しますが
いささか…見切り発車感が否めない。と言いますか
府民の意識はどうだろう。と思います。
私はたまたま Twitter で見たから知っただけの事で
おそらく、そんな取り組みが始まろうなんて事
府民のほとんどが知らないと思います。
どうなんでしょう…
私が知らなかっただけか
橋下知事の周りに、賛同する人が多いだけなのか。
ネットで情報の共有化が進んだとは言え
それは以前に比べての事であり、まだ脆弱な部分が多々残されていると思います。
それらは今回の震災でも露呈したし、復旧後はそのシステムを再考する必要があります。
一個人としては賛同しますが、受け入れの際に自分が何が出来るだろうか。と考えた時
現段階では、その点さえもまだ不透明で
いざ受け入れが始まった時、混乱は起きないだろうか。と考えます。
切り離して考えるべき " 人情 " を加味しても
いえ、そんな状況はとっくに超越している。と考えれば納得出来ますかね…
事実そうだと言えると思うし、とにかく一刻を争う時だから
こちらへ来てもらった方が良いのかもしれません。
人は低きに流れる。だなんて誰かが言っていましたが
志のある人、カリスマを持ってリーダーシップを発揮できる人が居れば
あるいは…言ってしまえば
大衆の心理を操作できるほどの人物であれば…
それが良い結果を生むのであれば。
それも享受する価値のあるものなのかもしれない。と思いました。
恐怖と紙一重ですが…
それがシステムとして孤立したものではなく
あくまで、血の通った理念で在りさえすれば…
欺瞞は残るものの…
必要な時があるのかもしれない…
とどのつまり
私も結局、個人ブログに自分の意見を書いているだけなので
たいしたアレも無いですが
今、大阪はこういう動きを見せている。という部分だけ汲み取ってもらえれば。
16日 19:06
" ボランティアの態勢も整いつつあります。
多くの大阪府民がボランティア活動をしたいと言っています。
被災地に入れないので、大阪に来て頂ければ全力でサポートします。
被災地から大阪への移動手段も確保します。
大阪は教育も医療も都市機能が正常です。こちらに来て下さい "
19:18
" 岩手県知事にこの旨お話しし、岩手県内の市町村にこの情報を広めてもらうようお願いしました。
関西広域連合の現地連絡員もこれから広報に努めます "
19:23
" 大阪府は府営住宅2000戸確保。
市町村営住宅も順次確保。
府立高校最大3000名受け入れ態勢OK。
具体的には教育委員会が学校調整。
私学団体にも私立高校への受け入れを要請。
小中学校への受け入れも市町村に要請。
生活サポートもします。
生活に必需品も提供します "
橋下知事の提案した、この疎開作戦に賛同します。
ある思考に賛同する人が増えれば
それを実行する為の力、つまり " 手 " が必要になってきます。
橋下知事の考えの下、私は " 手 " になり
被災者を支援したいと考えています
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by t_durden | 2011-03-18 03:28 | 陶芸 : CeramicArt