2009/10 台風

各地の台風の被害はいかほどだったんでしょうか。
私の被った害はこんな感じでした…

どうもおはよござますmotomanです。

b0161715_8353888.jpg2009年 10月

 SAVへ着くと泥の海であった。
 私の顔が青くなった。
 スロープが泥で埋まった。
 上側の側溝から水が流れて来て、
 motomanの前の泥を流した。
 谷間から風が流れこんだ。
 motomanは運転席から乗り出して、
 遠くへ叫ぶように、
 「えらいことやで!えらいことやで!」

 スコップをさげてゆっくり泥を踏んで来たmotomanは、
 つなぎと長靴で上まで包み、
 あまりの絶望感によだれを垂れていた。
 どんだけの泥かとmotomanは現場を眺めると、
 山から流れてきた細かな木々や葉が
 山裾に寒々と散らばっているだけで、
 泥の量はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていた。
 「泥さん、私です、
 御機嫌よろしゅうございます。」
 「ああ、motomanさんじゃないか。
 お帰りかい。また流れてきてしまったよ。」
 「私、今日釉掛けして本焼きを詰めるつもりなの。
 お世話さまですわ。」
 「こんなところ、今に寂しくて参るだろうよ。
 忙しいのに可哀想だな。」
 「ほんのカスですから、
 泥さんから世間の厳しさをよく教えてやっていただいて、
 よろしくお願いいたしますわ。」
 「よろしい。元気に処理しなさい。
 これからいそがしくなる。
 去年は大雪だったよ。
 よく雪崩れてね、
 制作が立往生するんで、
 村も窯出しがいそがしかったよ。」

っていう感じでした。

なんとなく川端康成の「雪国」の冒頭をもじってみました。
他意も目指すところもありません。

b0161715_8355295.jpg
これらを処理するのに2h近くかかりました…

一輪車20杯分くらいの泥がありましたね。
まだ隅々まできれいに片せたわけではないのですが。
昨日は素焼き窯出し、
釉掛け、
本焼き窯詰めと、
この積もりに積もった泥のようにやる事が盛りだくさんだったので。
とりあえずこんな感じでOKとしておきました。

ブヨブヨに水を含んだ木屑、
真っ黒に変色した松ぼっくりのような実、
大きいものは拳大、
小さなものは砂利程度まで。
山の上からありとあらゆるものが流れてきた感じでした。

小学校の理科の時に学んだように、
大きいものは近くに、
小さい・細かいものは遠くまで運ばれ、
スロープの裾のあたりは砂浜のように
細かく、手触りの良い泥が堆積していました。

だからなんだという事もありませんし、
どちらにせよ今の私にとっては鬱陶しいものでしかありません。

ひいては、
この日記ですら意味のあるものではなく、
なぜ長々と実のない事を書いているのか。
本人ですらよくわからないのです。

台風が去り、
秋が来ると今度は落ち葉が。
冬が来ると雪が。

山奥で制作していると様々な自然の影響を受けます。
今年こそはストーブを買おうと思います。



国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
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by t_durden | 2009-10-09 08:36 | 旧作業場 : Studio [SAV]