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仕事納め

一般的なウォシュレットの場合
出す → 洗う → 拭く → 流す
という流れを経るわけですが
ガハラの家のトイレは汲み取り式の
超がつくほどの簡易便器なので、大きな方をした場合
出す → 拭く
というシンプルな工程でキレイなものを産み落とせます。

しかしながら
あまりにシンプル過ぎて、どことなく
やり切って無い感と言いますか
不十分さに苛まれ、何か大きな過ちを犯しているのではないかと
猜疑心ばかりが大きくなります。
例えば
尻を拭き忘れているんじゃあないか。と気になり
便器を振り返って 2秒間 ほどしっかりと考えなければなりません。

最初はそんな感じでしたが、慣れてくると
" 流す " という、一般的には最も大事だと言える工程が無い事が
正々堂々と悪い事をしているような感覚になり
徐々に快感へと変わりました。

けれど
日本の誇るべき技術によって生まれたウォシュレットというものの有り難さは計り知れず
実家でウォシュレットを使うと
こんなに素晴らしいものが当たり前に使えて良いものか。
と罪悪感を覚えるほどです。

ウォシュレットが無い時代は何ともなかったのに
便意だけは常に快調な私の菊門は
日々の拭き取りにちょっとお疲れ気味なようで
私以上に
ウォシュレットの有り難さを感じているようです。

どうもこんばんは。motomanです。

昨日 仕事納めでした。


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毎年 年末はこれが仕事納めになります。
普限窯の窯詰めです。


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伊賀での仕事納めは
窯詰めに向けてこの人達を作った事です。

これらを普限窯に詰めてきました。


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ちょっとワケあり。ってやつで
今回の窯詰めは
窯主の小山さんと相談しつつ、プランを決め
詰める作業は全てやらせて頂きました。

非常に勉強になりました。

今回はこのような感じでいきます。


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いつも火床で狙う、窯変抹茶碗。
今回は 2つ 。


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なかなかタイトな場所に伏せてあります。

もちろんリスクが高いところなのですが
このあたりに置いておかないと、狙っている窯変が獲れません。

あとは焚き方で
どこまで狙いに近付けられるか。
という話です。


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窯詰めをしながら
ついでっちゃーアレですが
こんなもの野焼きして遊びました。

焦げ過ぎました。


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毎回 1月焼成 は 10日間 焚き続ける、長期焼成になるので
一の間は焚かず、胴木に集中します。

勿体無いので黒楽を忍ばせてもらいました。

いつもの感じで言うと
1050 ~ 1080℃ あたりで
200時間 くらい練らす事になるので
狙いをはっきりとつける事は難しいのですが
上手くいけば
激渋い、かせた緑色になるはずです。
失敗すれば
ただの茶色い器になります。

どっちに転ぶかは
窯出ししてからのお楽しみです。


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一の間と胴木の窯詰めが終わり、野焼きも済み
これにて仕事納め。
とは言いません。

貧乏性な私の触手は
さらに調整室にまで伸びます。


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先日 書いた事のある ( 気がする ) ものを
テスト的に詰めておきました。

炎が思いっ切り渦巻く、なるべく温度の低いところに海成粘土を
それ以外の
分炎柱の影やらの面白そうなところに
黒楽を仕込んでおきました。


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そんなわけで
年明けも早々、三が日から
毎年恒例の 10日間焼成 が始まります。

毎年
一発目の窯焚きが最も厳しいものになるわけですが
窯出しの日を無事に迎えられるよう、集中して取り組みます。

これらの薪を全て使い切れば
だいたい 10日間焼成 が終わりますが
こうして改めて見ると
とんでもない量です。
これでもかこれでもかと
ひたすら投げ込んでやろうと思います。


年末と言えば
仕事納めともうひとつ。
来年の抱負。
というものがつきものです。

私のそれはもちろん
ガハラの家にウォシュレットを設置する事です。


皆様 良いお年を

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by t_durden | 2016-12-31 23:02 | 薪窯 : Wood-fired kiln

#38 結線は金曜日

この家の改装に取り掛かって史上
意外なところで難関を迎えました。

どうもこんばんは。motomanです。

ほぼ全ての廃線を撤去し、準備万端。
待ちに待った鳥さんが来てくれたので
早速 配線に取り掛かりました。

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色々あり過ぎて端折るしかないですが
鳥さんが帰った後
やってくれた配線を撤去し
イチからやり直しました。
本当にやってくれました。
ダブルミーニング的な意味で。

スイッチひとつで二つの照明器具をオン・オフする配線に悪戦苦闘し
ケータイの灯りのみで夜な夜な作業しつつも
通電チェッカーを持たない私は
どこまで電気がきちんと通っていて
どこに原因があるのかを特定するだけでも一苦労で
悲しい夜を過ごしています。


取り敢えず
今日は太陽があるうちに作業場の
一つの照明だけは正しく配線出来たので
明日は太陽があるうちに
もう一つの照明にリベンジしてみようと思います。

まさに
結線は金曜日です。

夢が叶うとよいのですが

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by t_durden | 2016-12-16 00:28 | 改築: Renovation

#37 線闘

陽のあるうちは
電線と闘い続けた三日間が終わりました。

どうもこんばんは。motomanです。

今日も誰とも会わない一日でした。
発した独り言はひとつ。
あるよね~
でした。

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これって何て言うものなのか知りませんが
電線をリレーするやつです。
引っ張ってきたメインの線を留め
それを幾つかに分岐させる為のものです。

見栄えの問題で
天井近くに設置されている事が多いので、なかなか手こずります。


ところで
昔のネジってなんでマイナスばかりなんですかね?
錆び付いていたら最後
556 を噴きつけようが
ハンマーでドライバーをカチ込んでから回したとて
ほぼナメます。

ネジってプラスの方が良くね ? となり
それからナリを潜めたんですかねえ。

因みに
こないだ いつものコメリで見つけて感心したんですが
最新のネジはマイナスでもプラスでもなく
四角形 ( または星形 )になっていて
ドライバーも
六角レンチ的なものに進化してました。
なるほど賢い。

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そんなこんなで
脚立と共に壁際をぐるりと周っていると
時々 このようなとんでもないボスが出て来ます。
フタすら外させてもらえません。

あえて見切れる事によってその存在感は増し
私のやる気を根こそぎ持っていきます。

すんなり事が進んでたかと思うと

あるよね~

今までもこういう経験をたくさん経てきた結果
逃げるも兵法。という事を学びましたので
キレイに撤去する素振りすら見せず
手の届くところにある線だけを切り、ビニルテープで絶縁し
見なかった事にしました。

賢い。

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FPS視点 で撮ってみました。
母屋と仕事場の狭間
家の中なのか外なのかよくわからない…
いや、たぶん外やろな。と皆に言われる不思議な空間です。
田舎のほとんどの
増改築された家はこうなってます。

この家の場合
ユニットバスがすっぽり嵌っています。
これが風呂の屋根裏にあたる箇所ですね。

換気扇と照明の配線が入り交じっていました。

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逆サイドから見たところです。
スッキリ。

屋根裏に登ってしまえば
屈んだ状態で作業が出来るので、パッと見
億劫でしたが
最も楽にやれました。

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というわけで
空き缶いっぱいの、錆びた粘っこいステープルと
リレーやコンセント、スイッチの類
呼び鈴と

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大量の廃線を回収する事に成功しました。

母屋の半分くらいは以前に撤去し終え、スクラップ屋に売りました ( 銅なので高く売れます )。
その時の量を凌駕しているので
いくらになるか楽しみです ^ ^


とまァ
母屋・仕事場 共に
ほとんどの電線を撤去しました。
あとはブレーカー周りにまとめてあるものと
屋外へスタコラ走って行ってる謎の線達を残すのみです。

見なかった事にしたボスもそうですが
新しく配線をし終えたなら
ブレーカーごと交換するつもりなので
壁に埋まっていようと地面に埋まっていようと
どこぞへ走って行ってたとて
奴らは死にます。

暖かくなったらその死骸をチマチマと撤去して集め
お金に換えようと思います。


闘わずして勝つ。
強過ぎるハンマーブロスをスルーすれば良いやないか。と気付いた
幼少時代を思い出しました。

賢い

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by t_durden | 2016-12-11 22:58 | 改築: Renovation

#36 スパルタン

いよいよ冬本番。
というやつですか。

春に恋い焦がれています。

どうもこんばんは。motomanです。

先日まで窯焚きをしてましたが
無事に火止めとなり、ちょっと間ゆっくり出来るので
ゆっくりしてる場合やないんやで。
という事で
いつものよう、何かをしなくてはならない感に襲われ
気が付くと

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また壁に穴が開いていました。
ついカッとなって…
やってしまいました。

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それはさて置き
久々に
そう。
かなり久々に鳥さんが手伝いに来てくれると言うので
その準備として
ありとあらゆる電線を排除しておく事にしました。

とんでもない量の電線がせせこましく走りまくっている上
ステープルがかなり錆びていて
木材と一体化し、その一本一本がとんでもファッキンな事になっています。

昔は
釘を打った後に塩水を掛け、敢えて錆びさせる事で保持力を上げたらしいですが
これがまさにそれです。

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土壁に埋没しているものもあったので、掘り出して
仮止めしておきました。
真ん中を境に
左が掘られた穴
右が救出されてぶら下げられたスイッチです。

なかなかスパルタンで斬新。
格好良いですね。


ビリッとくるとアレなので、ブレーカーを落としながらの作業になるわけですが
半日を費やしても思うように進まず、日暮れを迎えて暗くなってくると… また明日。
太陽を待ちます。

ステープルのあまりの頑強さに
ニッパーを握る手にマメが出来ました。
フルパワーで挟みながら
フルパワーでてこの原理を使って取り外していたんですが
怪我しなかったのが信じられません。
100本 くらい外しました。

陽も落ちてきたのでそろそろ終わりにしようか。と思いつつ
もうちょいやっとくか。と進めた箇所が肝だったようで
最も重要な線を二本。
プッチンしてしまいました。

母屋のブレーカーから仕事場に走っている、恐らくこいつが仕事場のメインだろう。と思っていた線を避けて作業していたのですが
どうやらこいつはフェイクだったようで… 目視する事の出来ない壁の中で交差し
先っちょがとんでもないところへ繋がっているようで ( 未だ確認できず。謎のままです )これには閉口しました。

これにより
給湯器と仕事場の照明が点かない。という
さすがにちょっと笑えない事態になりました。

陽も暮れて真っ暗。
スマホの明かりだけで
廃線を使って配線し直す ( ここは笑うところです )事になりました。

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出来上がったのがこの作品です。

扉を開けて仕事場へ入ると
目の前
ちょうど頭の高さ、空中に浮いています。
どう見ても罠にしか見えません。

まあ スパルタンな感じやからこれでいいや。と思ってブレーカーを上げました
点きません。

フェイクを摑まされ、次にメインだと信じた線までもがフェイクでした。
もうこうなると
外壁と軒下の間を走るアレがメインでした。という可能性まで出て来ました。
屋外を這う電線がメインって何。


とかく
壁の中や天井裏など
目視出来ないところを走っている線が余りに多いので、イチからやり直そうと思い立って今
こうなってるわけですが
やり切れるかどうか
不安になってきました。

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取り敢えず
確実に生きている線を探し、そこからリールを伸ばして
給湯器のそばへ設置。
これで湯が使える事になりました。
風呂に入れます。

そして
仕事場に明かりを取り戻すべく
スマホ片手にウロウロ。
棄てるつもりだった家電のプラグを切り取り
廃線を繋いで配線。
まさかの
蛍光灯をコンセントに直結。
という荒技で終わらせました。

太陽を待ち、リベンジします。

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一方では
棄てずにに置いておいた建具をひっぱり出し
水洗いをしてキレイに清掃しておきました。
今 乾燥中です。

これがどうなるのか…ッ


普通に建具として使います。
もちろん
罠っぽさもスパルタンさもありません

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by t_durden | 2016-12-11 01:43 | 改築: Renovation

SNS

Instagram 始めました。

というのはちょっとアレで
実は 3年 くらい前からやってました。
この度 ケータイを新調した事で
損なわれていたカメラ機能が復活しましたので
再開してみた次第でありマス。

どうもこんばんは。motomanです。

だから何だ。
と言う事でもないんですが
一応 今みたいに大いに流行る前からやっていたので
ミーハーでは無い。
というところを憶えておいて下さい。

尻の破れてるズボンを履いていながら
意識高い系男子を気取るわけにもいかないので… 何となく。

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そんなわけで
撮り溜めていた写真を加工する。という
ちょっとした楽しみが出来ました。
ほんとはちゃんとしたカメラで撮りたいんですけれどね。


それはさて置き
窯を焚いておるんですが
今は、仕上げに向けての準備をしているところです。

色々な条件が重なり、こうすれば OK 。というのが無く
焚き手の技量でどっちにも転んじゃう場面なので
燃えざるを得ません。

生きてて良かった~
昨年の冬
無事に ( ? )越冬出来て良かった~
と思える、楽しい時間であります。

バンバン木を燃やして二酸化炭素を放出し
オゾン層を破壊しにかかります。

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火止め予定は… ちょうど 12時間後 あたりでしょうか。
どこまでオゾン層を傷付けられるのか
本気で気張ろうと思います。


因みに
Instagram と Twitter 。
投稿するのみで、コメント・メッセージの確認や
フォローがどうやらこうやらというのは見ておりません。
気付いてすらいない可能性しか無いです。
facebook とブログだけで手一杯ですので… 悪しからず。

この場で
予め謝罪しておこうと思います。

スミマセン

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by t_durden | 2016-12-05 03:54 | 雑記 : Diary

ろくろ

新しいケータイに替え、電波が気持ち良く入る事に喜び
面白いラジオがやっていない時には
YouTube で音楽を聴いていたんです。

するとどうでしょう。

一ヶ月間のデータ通信上限の 5G にいとも簡単に届き
何も出来ないケータイへと早変わりしてしまいました。

12月 に入り、また新たな 5G がやってきたので
久々に更新してみようと思います。

どうもこんばんは。motomanです。

色々と今後の予定を考えてみると、挑戦したいものの多さに閉口します。
やれるかどうかは… 当然
どこまで寝食を忘れられるかに依存するので
気合い入れていこうと思います。

如何にして土に触ってられる時間を搾り出すか。
ここが肝です。

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この手の挽き方のもの
なかなか良いところまで詰められました。

かなり前の話ですが
先輩に
高台の形について相談をした事がありますが
ボディが良ければ高台はどうでも良い。
と言われた事がありました。

その時は
高台がどうでも良いなんて… まさか !
などと思ってましたが
月日が経ち
今というところに立って振り返ってみると
なるほど。
お前は未だ高台の形を悩む段階まで至ってない。
先ずはボディが挽けるようになれ。
それが出来れば
ボディに合った高台を模索する事が出来るようになる。
という事だったのだと ( 今更 )気付きました。

ろくろを回すようにくるくると
頭の中で散らばっているものがくるくると回っていますが
時々 それらが結びつく事があります。


ろくろが土を回してくれるからこそ
繊細な最小限の動きで出来得る
ろくろならではの… 造形の面白さでしょうか。


面白いところまで来られたので
これから
高台の形を悩もうと思います。

現段階での高台の形、なかなか悪くないとは思うのですけれど。

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この手のものも
作り方などはさして変化はありませんが
バシッと決まった。
と思える瞬間が増えてきました。

ろくろでくるくると回っているからこその
この同心円の造形で
それをさらに活かせる隙はないモンかと
揚げ足をとる目で
自分が形作ったものを眺め続けます。

これからもくるくると
ろくろも頭も回り続けるようです。

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さて
近況報告がてら、オマケ写真でも貼ってみます。
新たな 5G あるので問題ないでしょう。

11月 の普限窯で焼いた
これからの私にとって非常に重要なテーマを孕んでいるもので
結果的に言うと
満足しました。

私にとっては非常に価値のあるテストピースですが
頭の中でくるくる回っているもの同士の幾つかを繋ぎ合わせる為に
いきなり焼き直す事にしました。

どう変化するかは
まさに当たって砕けろ状態で
ある程度の予測すらありません。

おもろないものに退化してしまうのか
貴重なデータが得られるのかは…
窯出ししてからのお楽しみです。

どちらにせよ
さらにおもろいものに進化して出てくる事がない事だけはハッキリとしているのが悲しいところです。


そんな感じで
なかなか冷える夜ですが
窯にくっついて薪をくべてます

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by t_durden | 2016-12-04 03:48 | 陶芸 : CeramicArt