<   2015年 09月 ( 12 )   > この月の画像一覧

天見

最近こういった写真ばかりでややこしいですが。

今回は伊賀の話でなく
南大阪は、和歌山との県境
天見 ( あまみ ) に借りていた作業場の話です。

どうもこんばんは。motomanです。

私が今、伊賀の家を ( ほぼ ) 全力で改築しているのは
人は、ものに時間や空間 ・ 時に想いを込め
それを反芻する事が出来る生き物で
楽しさや辛さ
叶えた事や挫折した事
酸いも甘いもを心に刻み、糧へと変え
次の一歩を踏み出し続ける事が出来るからで
新しい門出となる場所に、後悔や甘えなどの
負の感情を残したくないからです。

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私の頭のネジが幾つも抜けている事や
若さ故の何とやらがあったりで
7年近く お世話になったこの作業場には
酸いも甘いも
色々なものが混在しています。

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神戸に行く用があり、帰阪していたので
マイ草払い機を伊賀から持参し、最期の掃除をしに行く事にしました。

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生憎の天気で、小雨に降られながらでしたが
シャリシャリと草を刈りました。

伊賀での改築や展示などで、ここ数ヶ月ほとんどまともに来れていなかったので
えらい事になってました。
草刈りと言うより、草狩りと言った方が適切な気がします。

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私が作業場として使っていた場所。
最初はこういった感じでした。

土間に土壁
ガランとした状態。
ここが私のスタート地点でした。

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天見は谷間にあり、この作業場は
その谷間に対して垂直方向に… さらに谷間になっているので
日照時間が異常に短く、とんでもない湿気に満ちているところでした。

山手側にある壁は根元から腐り、押せば動くほどアレだったので
思い切って破壊する事にしました。

新喜劇のセットみたいですね。って
当時もこの言い回しでブログを書いていた思い出があります。

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鳥さんのおやじさんが左官屋をやっているので
お願いしてキレイにモルタルで土間をひきなおしてもらいました。

結果から言えば
これが底冷えの元凶だったのかもしれません。

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当時は自動車整備工をやっていたので
仕事が終わってから、夜な夜な改築作業をしてました。

国家整備資格を取ろう。と決めてからは
毎週 土 ・ 日が朝から夕方まで講習で埋まり
月から金は朝から夕方まで仕事。

いつになったら陶芸が出来るんやろう。
と不安になったり
最初の 2年 くらいは毎日、モータースの厳しいボスに怒られっぱなしでしたが
独りで仕事がやれるようになると、どんどん楽しくなってきたのもあり。
なんだかんだで気の合うボスに、社員にならんか。と誘われたのもあり。で
このまま整備士になり、週末だけ趣味で陶芸をしようかな。などと
色々と悩んだ時期でもありました。

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山手側の壁を作ったり、断熱材を仕込んで石膏ボードを貼り付けていったり。
多くの友人たちの手を借り、ゆっくりではありますが
徐々に部屋らしくなってきました。

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この頃は… 記憶が曖昧ですが
鳥さんがテナント屋から図面描きに転職したかどうか。ってタイミングだったと思いますが
彼の知識と技術を借り、慣れない大工仕事を続けてましたね。

しかし
なんでこんなダサい格好してるんでしょう。
すげえなこのジーパン。

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陶芸資金を貯める為に始めた自動車整備工。
コツコツ真面目に働いていれば、お金は貯まるモンです。

小さな町工場だったので、基本的にはボスと私の 2人 で工場をまわしていたので
後釜問題で延び延びになってしまった事もあり、なんだかんだで 4 ~ 5年 ほどお世話になりました。

毎日 オイルにまみれながら…
まさに読んで字のごとく
汗水たらして働いていた、あのモータースが私を支えてくれました。

結局、形態としてはアルバイトでしたが
半分 家族のよう
毎日 同じ食卓で昼飯を食べ、少しずつやれる仕事の幅を広げ
きっちり育てて頂きました。


いずれ辞める前提で雇ってもらったわけですが
人を育てる
面倒を見る
という事の大事さや、温かさを教わりました。

出勤最終日、毎日毎日
通勤と仕事で、幾度となく走った石川の土手を通った時
次の一歩へと繋がる別れだとわかっていながら
涙が止まらなかったのを思い出します。


あ、あと
身体が宙に浮くほどケツを蹴り上げられたのは良い想い出です。
たぶんマジに浮きました。

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念願の電気窯購入。

新設した窯小屋も、鳥さんのおやじさんに依頼しました。
ついでに。と
作業小屋の犬走りまでもやってくれました。
かなりの格安で。

有難い事です。

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ちょっとお金持ってたもんですから
調子乗って真空土練機も買いました。

今でも大活躍してくれてます。


この安全靴までもが懐かしいですね。
自動車整備工で働き始めてから、ず----------------------------------っとこれ履いてました。

このワークパンツは
未だ現役です。
すごいッスね。

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さあ陶芸だ。と
こんな感じでろくろ挽いてました。

もっさい形してますね。

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超不真面目な学生でしたが
一応、素焼きして釉薬掛けて電気窯に入れれば陶器になる。という事は憶えていたので助かりました。

この頃からですね。
スプレー ・ ガンを使い始めたのは。

自動車整備工になろうかな。と思った理由は
車が好きだから
手先が器用だと思い込んでいたから
そして
防錆塗料を吹く時にスプレー ・ ガンを使うと聞いていたので
釉薬を吹き付ける時の練習になるな。
と思ったからです。

ナメてます。

でもまあ
お陰様で、釉薬はいつもスプレー ・ ガン使って吹き付ける事が出来ています。

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当初の目標を達成し、ようやっと陶芸をやり始めたわけですが
正直
作ったものを作業場に置いて、ビラ配りやらネットやらで宣伝すれば
地味ながらにお客さんが来て
一応… 商売として成り立つんだと思ってました。


激甘っした。

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右も左もわからず
販売したいけど何処で何したらええねん。
どうやったら陶器って売れるんですか。
ワタシ ナニ ツクッタラエエノ ?

焦りしかない時期でした。
( 今も大差ないですが )


色々なものを観に行き始めた頃ですかね。

新しいバイトを始めた時期もたぶんこの頃で、そのお陰様で
陶芸を生業にしてらっしゃる人たちとの出逢いがグッと増え
色々な話を伺えたり、経験させてもらったりと
自分が何をすべきなのか
氷山の一角が見え始めてきました。


色々な土を使ってみたり
色々な釉薬を使ってみたり。
いわゆる " 作品 " と言われるものを作って公募展に出し
名を挙げるしかねえんだろう ! と
勘違いしてたという、恥ずかしい話です。

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こういった大鉢ばかり作っていた事もありましたね。

公募展に出しては落ち続ける。という。
今となっては笑い話ですが。

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とまあそんな感じで。

細かい事を言い出すと止まらなくなっちゃうので
そんな感じで。

今日、作業場はこうなりました。

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山手側の壁、閉じんかったんかい。と言われちゃいそうですが
部屋がとても暗かったし、何となくオシャレ感が出るかな。と
ちゃんとガラスを嵌めてあります。

お金の使い方を知らない過去の自分が怖いです。
若さ故。
です。

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谷間の谷間にある作業場の水ハケの悪さはハンパなく
雪が解けないのは当たり前。
南大阪の端っことは言え、マジに大阪か。と言わざるを得ません。

気候の良い時ですら、一度 雨が降ると…
湿地みたいに地面がベチャベチャ。
モイスチャー感が留まるところを知りません。

この経験を経て
今、手掛けている伊賀の家は
出来うる限りの手を尽くし、寒さに立ち向かえるようにしよう。と
そこに落ち着くわけです。

よう こんだけ雪積もってる中、半日かけて
屋外で釉薬吹き付けとったな…

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奇妙な風景があったので、最後の記念に撮っておきました。

波板の上にのっかった少量の土から
こんだけの… でっけー雑草が雄々しくそそり立っていました。


未だ伊賀の家の改築が途中も途中
ほんまに冬が来るまでに形になるんかい。って感じですが。
この雑草のよう
たくましく生きていこうと思います。



これにて取り敢えず
私は天見の作業場の引き払い完了。
という事になりました。



色々な想いが駆け巡ります。
楽しかった事はもちろん
辛い事も山のようにありました。
色々と理由はありますが
その全てが
自分が至らなかったせいだ。と捉え
次の一歩への糧へと昇華しようと思います。

帰りがけ
ありがとうございました。と声にし、頭を下げてみました。
込み上げるものがあるのかな。なんてぼんやり考えていましたが
思っていた以上に気持ちは澄んでいたのは
少しは成長した証なのかもしれません。


空くらいしか見るものがないから。
という理由で " 天見 " という地名になったそうですが
私にとっては色々なものが見えました。
それに
天を見上げるというのは気持ちが良いものです。


この夜も
谷間からは赤々とした月が輝き
足下をしっかりと照らしてくれていました。

私の少し先の未来を暗示していたのかもしれません。


半分くらい欠けとったけどな

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by t_durden | 2015-09-30 12:29 | 旧作業場 : Studio [SAV]

夕去乃刻

昨日は、上手く用事を重ねられた事が出来たので
神戸へ車を走らせました。

ひとつ用事を済ませ、その後は KAM へ。

またも
久々にお会いする方々、ほぼ 全員に
痩せた ?
と聞かれました。


そんなに ?

どうもこんばんは。motomanです。

既に開催中ですが。
会期中の週末は、明日で最後です。

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夕去乃刻 ( ゆうさりのとき )

ぐい呑は、掌中におさまる抹茶盌

- 酒数寄者 佐々木 達郎


9 / 16 ~ 29 ( Tue )
10 : 00 ~ 19 : 00

日本橋三越本店 本館5階 デイリー和食器

会期中休日夕去の時間。
ringsArt 大久保 文之
在廊作家による片口、ぐい呑をもちいた呈茶を行います。
目安としては 16 ~ 18時 。

※ 木工作家 今井俊介制作の立礼卓にてお点前いたします


電気窯での仕事のものを展示頂いております。

残念ながら私は在廊できません。
冬将軍の足音にビビりながら
11月中旬 まで続く、これからの薪窯関係の仕事に追われる事になります。
申し訳ございません。

ご高覧頂けますよう、お願い申し上げます。


今晩が怒涛の始まりの初日。
窯焚き師として、伊賀で薪を燃やしてきます。

思えば久々の窯焚きです。
これから少し仮眠し、大阪を後にします。

好い気候でありますように

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by t_durden | 2015-09-26 15:04 | 展覧会 : Exhibition

へうげOH! 茶湯 2015

告知でおま。

どうもこんばんは。motomanです。

世は大型連休なるものだったようですね。
聞けば
昨日 ・ 今日は平日で、連休が途切れてしまうようですが
この週末もお楽しみは止まりません。

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へうげOH! 茶湯 2015

2015 9 / 26 ( 土 ) ・ 27 ( 日 )

神奈川県 横浜市 中区 本牧三之谷 58 - 1
横浜 ・ 三渓園
鶴翔閣 白雲邸


濃さに過ぎるお茶会です。
お茶の濃度の話でなく… メンツの話です。

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有難いご縁を頂き
右側の
火床で伏せ焼きをした茶碗をお使い頂きます。


直近の告知な上、私は参加できず。で… 恐縮ですが。
連休中の疲れを癒やす一服をお愉しみ下さいませ

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by t_durden | 2015-09-25 01:39 | 展覧会 : Exhibition

#11 人工代

人のために何かした事をノートに書き綴り
ものごとの大小に関わらず、ひとつはひとつとして等価交換した上で
世の中が上手く回るとするならば
人の活力というのは驚くほどのカを見せるそうです。

どうもこんばんは。motomanです。

人の価値観というものは本当に様々で
時に人の心を曇らせるし
時に息を飲むほどの輝きを放ちます。

黙々と改築作業をしていると
仙人みたいな発想で物事を考えるようになってきました。

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職人さんを雇って仕事をしてもらう場合
10 の仕事量があった場合、 2人工 で 5日間 かかる計算になります。
5人工 ならば 2日間 といった具合です。

自動車整備工をしていた頃、工場によって価格が違うのは何故か。
と聞いた事がありました。
答えは
組合によってレートは決まっているが、時間給の設定が違うから。という事でした。


ベルトの張りを調節するプーリーをいじるのに、 5分 で済む車種もあれば
同じ車種でも型式が違えば…
フロント ・ バンパーまで取り外さなければならない
う◯このような造りの車もありますので、アレなんですが
基本的には
レートが車種や型式などによって細かく点数化されていて
それに時間給を掛ける事で金額を設定します。

エンジン脱着が 5点 というレートで
時間給の設定が 6000円 だった場合、工賃は 30000円 になります。
5000円の時間給だった場合は 25000円 と、大きく差が出るのはこの為です。

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それを伊賀の改装に当てはめた場合
私の人工代が驚きの安さ 0円 。
正確には、一応 生き物なので
日々の光熱費や食費、たばこ代 ( 燃料費 ) が掛かりますが
大工見習いとしての価値はゼロです。

これがなかなか面白く
改装に 1ヶ月 かかろうが 1年 かかろうが
人工代としてはゼロです。
金銭的にはゼロです。



大工としての経験値がもりもり上がります。

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ここで絡んでくる重要な要素が
人生は短い。という事で
大工仕事をしている時間、陶芸がおろそかになっているわけで
人によっては
大工仕事はある程度、人を雇ってやってもらい
仕上げだけ自分でやればいいじゃない。という方もいらっしゃいます。

人を雇う為の金を陶芸で稼ぐのが筋なんじゃあないか。という事で
理解は出来ます。



私は好奇心旺盛なテキトー人間で
また
宇宙の真理を追求する旅人でもあるので
色々な事をつまんでみないと気が済みません。


真理がひとつとは限らない。という事について
仙人的発想でベニヤを切りながら色々と考えてみましたが
未だ答えには至りません。



ものの作り方に対するアプローチの仕方や
合理性と非合理性の狭間で手招きする、遊びの心なんかは
陶芸以外の事
大工仕事であろうと料理であろうと家をいじる事であろうと。
あらゆる全ての事に対してしっかりとアンテナを張ってさえいれば
点と点が繋がったり、ヒントの欠片のようなものが見つかったりします。

事実
破壊作業からの大掛かりな手直しに入った今、もうすでに
気付いた事がたくさんあります。

それを陶芸へと還元できさえすれば
この改装に関する経験、毎日のどんな瞬間でさえもかけがえのないもの
私にとっては大事な時間である。と断言できます。

手ノコひいてる間あったらろくろひけ。と笑われようとも
自分が満足のいくところまで改装し終えるまで、私は手ノコをひき続けるでしょう。


数値や金銭に置換できないものに価値を見出してしまうこの性格。
果ては自滅か仙人か。
おそらく… 取り敢えずのところ
大工半人前か。


なんだかんだ言って… 面白いんです。
コルビジェも言ってましたが、建築はものづくりの大元なんですね。
それを自らの体験として
私の人生に於ける、ひとつの真実として人に話せるだけでも
価値があった。と言えます。

それに
プロの手を借りずして貫く可笑しさもありますし
愛着ってものもありますしね。


次はおそらく
床の下張りを終えている事でしょう。たぶん。

その後
天井の掃除と仕舞い、電気配線
壁の仕上げに取り掛かれるんじゃあないかと思います

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by t_durden | 2015-09-24 01:50 | 改築: Renovation

#10 build on

昔、古本屋で
ル ・ コルビジェ著 " モデュロール " という本を見つけ
買って読んでみたのですが
私の頭では理解し切れませんでした。

もう一度 読み返してみようと思います。

どうもこんばんは。motomanです。

廊下の幅、鴨居の高さ
尺モジュールとメートルモジュール。
ヒトが暮らすに、最適なサイズ感というのは一体なんなのか。
難しいところです。


自分の本業が何なのか… 忘れがちな昨今ですが。
リノベーションの話の続きです。

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あらかた破壊し尽くし、ようやっと改築の段階へと入りました。

いつも、血の繋がっていないおばあちゃんのベッドと布団で眠っている私ですが
虫達がハメを外す季節も終わり
ダニやらハナモゲラだかなんだかの問題は収まり、なかなか快適に眠りこけています。

寝る場所はあるので、次に優先すべき場所は、台所です。
衣食住って言うくらいですから
快適に料理出来る場所が必要です。

とは言え
色々と考えてみた結果
台所と居間が合体する事になりました。
何故なら
ここまで破壊し尽くしたご褒美として
チミは間取りを自由に決められるで賞を頂いたので
あ、じゃあ
夢の対面キッチン
そう。
開放感あふれる対面キッチンにしちまおうぜ的なアレで
腰壁から作り始める事にしました。

元々 台所は風通しと日当たりが非常に
非常に非常に悪い造りになっていて
これを抜本的に解決する必要がありましたので、ちょうど良いでしょう。

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並行して
床を張り始める事にしました。

全ての壁をブチ抜き、 3つ の部屋を 1つ の部屋にするつもりなのですが
問題は
床のレベルが違う事です。
そこで
キーアイテムがこれ。
プラ束です。
半切りブロックにコンクリートボンドでくっつけておいたものです。

鳥さんは若かりし頃、テナント屋をやっていたので
こういったリフォームはお手の物。
基礎がしっかりしていれば、レベルは出ているので
あとはこれを使って高さを微調節するだけです。



それはあくまで… 水平がきちんと決まっている基礎があってこその話で
昔ながらの造りのこの家。
石束に家がのっかっているだけで、土間はぼこぼこしていますし
建屋自体が若干 傾いているので
天井 ・ 壁 ・ 床 どれを基準にする事も出来ません。

水糸やレーザー墨出し器なんかを使えばバッチリわかるのですが
レーザー墨出し器なんて高価なもんは持ってませんし
水糸を使ったとて
材木の加工技術が素人なもんですから、どうせ… いがむやろ。とかいう理由で
面倒くさがりな私達は
床なりで適当に合わせていく事にしました。

ここらへんの意見が一瞬で合致してしまうのが
私と鳥さんの腐れ縁が続いている根幹でもあり
諸悪の根源でもあります。

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床のレベルを整えるのに考えた案は 2つ 。

低い方に根太を格子状に走らせまくり、高さを出す方法と
プラ束を使って底上げする方法です。

試算してみると、プラ束の方が安く仕上げられる上
施工が楽。という話で、それに加え
ノスタルジーってやつでしょうか。
鳥さんは今、図面描きを生業にしていますが
テナント屋をやっていた頃の血が騒いだのでしょう。
十数年ぶり、最新のプラ束を試してみたくなったのでしょう。
今のプラ束こんなんなってんや。へー
使い易くなっとんな。
とか言いながら作業してました。

確かに施工は激楽チンで
高さの微調整がとてもやり易かったです。



この方法でいくと、私が渇望している
スタイロフォーム ( 断熱材 ) をどこに入れるねん。って話になります。


色々と考えてみた結果
私はおもむろにスプレーを吹き始めました。

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このようになりました。

スタイロフォームを入れるにあたり、どうやって束を避けるか。という問題でしたが
束の天板にスプレーをたんまりと吹き付け、ハンコの要領で写し取り
その箇所を切り取る事にしたのです。

この作戦がバシッと決まり、無事にスタイロフォームを入れる事が出来ました。
束との隙間は発泡ウレタンで後日、埋めていこうと思います。



問題は波のように押し寄せます。

プラ束の天板の上にベニヤを敷き、床とするわけですが
スタイロフォームと床の間に… なかなかの空間が出来る事になります。
それで断熱材としての効果は期待出来るんかい。って話です。
なかなか致命的です。


床下からの、直接的なひんやり感を抑えない事はないとは思うので
一応、入れただけマシなんでしょう。
まあ
そもそも断熱というのは " 動かない空気の層 " を作り出す事ですから
細かい事を言っちゃうと
個人的には、スタイロフォームよりも発泡ウレタンでやる方が理想的だと思うので
今現在 建てられている家の 9割 近くの
スタイロフォームやグラスウールで施工されているものに対し
その工法どうなん ? とか思っちゃう派ですし
そんな事より
この家に動かない空気の層を作ろうとすると
なんぼかかんねん。って話になります。

施工主に金も専用工具も加工技術も無いので、ちょっと遊んでみました。
って話です。

結露するんやろうなあ。

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ともあれ
破壊活動に入ってこっち、ようやく
初めて地べたに触れてくつろげる場所が出来た事は、私のテンションを上げてくれました。

とは言え
問題はこれからもどんどん押し寄せてきます。

いかに安く建材をゲットする事が出来るか。
窓 ・ 扉など、建具の調達はどうするのか。
配線の仕舞いのつけ方はどうするのか。
自然な形をした梁と壁とを、どう上手く仕舞いをつけるのか。
冬が来るまでに快適な居間を完成させる事が出来るのか。


私の体力と金は持つのか。


取り敢えず、床の下地張りに集中して作業を進めていく所存です。


ちゅーか
家が傾いているのはええとして
根太の間隔がバラバラ過ぎ、尺モジュールもあったもんじゃなく
ベニヤが生で張れるところがほとんどないのが… 悲しいところです。

実寸に合わせて切りまくらなければなりません。

床だけでこの有様。
既にこの時点で
凍死確定している気がします。

もっとペースを上げてバンバン切りものしまくり
バンバン張っていければ良いんですが
いかんせん


わし大工ちゃうからな。


" 人生は暇つぶし " が信条の私と鳥さんの
適当 大工仕事は始まったばかりです

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by t_durden | 2015-09-19 02:00 | 改築: Renovation

#9 毒食わば皿まで

恥ずかしながら帰って参りました。
ちゅーか 2日前 に帰ってきてました。

明日、また伊賀入りしますけれど。

どうもこんばんは。motomanです。

改装の記録でも書いておこう。と思い、こうしてなんだかんだ書いてるわけですが。

ああー そういや元はこんなんやったなあ。と
後々 振り返る時に写真があれば、分かり易く懐かしむ事が出来る。と思い
作業が一段落つく度、進捗状況を写真に撮っておいているんですが
事もあろうか
ケータイのカメラ機能が損なわれてしまったようで
今回の伊賀での事、撮っていたものが全て消え去りました。


色々あったんです。

大阪で小孫さんと呑み、その 2日後 にまた伊賀で合流。
小孫アゲインで楽しい宴を開いたり
朝晩の急激な冷え込みに襲われ、凍えてみたり
三重県は津市、白山窯さんの窯焚きを見学させて頂いたり
39枚 の畳を軽トラに押し込んで峠道を疾走してみたり。

途中、応援に来てくれた理恵さんが幾つか写真を送ってくれたので
何とかブログがブログとして成り立つ事になったので助かりました。

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伊賀の山中、独り黙々と解体作業をしていると
メンタルが鍛えられるという事がわかりました。
タフ ・ ガイになりつつある気がします。
ナウな言い方をすればタフ ・ メンになるのかもしれません。

この件はもうええですね。

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悲しいかな
今回の伊賀入りで達成した、主だった事を箇条書きにすると

・ 床と壁と天井をあらかた破壊し終えた
・ 床下のゴミや木くずなどを全てキレイに掃除した

以上です。

悲しいかな。

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細かい事を書くと、もそっと色々な事はあるんですが
今回の題のよう
そして
タフ ・ メンに昇格した事もあり。
これぞ正真正銘、毒食わば皿まで。

こうしたいけど… 時間と金がかかるから… どうしよっかな。と迷った時
迷う事をやめる事で腹をくくりました。
毒食わば皿まで。
生き様の染み付いた家にしてやろう。という事で
とことんまで破壊し尽くしました。

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正直
玄関まわりは現状維持で良いか。とか思ってましたが
重い
本当にコチコチに重くなった腰を上げ
とことんまでメンタルを鍛える事にしました。

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天井の破壊作業、並びに
梁を伝う、無数の電線の撤去を続けてみたらば
むしろ私の首が破壊される。という結果に至りました。


あ。やってもうた的な何かは無かったんですが
気付けば首が回らなくなっていて、これには相当… 参りました。

上を見上げると、ピキッと痛みが走るようになり
あ、これほんまにあかんやつかもしれん。と思いましたが
他に特にする事も無いので
あ、じゃあ玄関まわりの庭木でも切ってみようか。と手ノコを引き続けてみると…
どうでしょう。
何と
玄関まわりがサッパリしました。

首はその痛みを増しました。


寝りゃあ治るやろ。と思ってましたが
朝晩の冷え込みに襲われ、治るどころか睡眠すら出来ませんけど。って話で
翌日は休養しよう。と思い
しぃの用事に便乗させてもらい、白山窯さんの窯焚き見学をさせて頂いた次第です。

帰りに布団を購入すべく、色々なところへ連れてってもらい
その夜からは激快適に暖かく眠る事が出来ました。

リノベーションを開始してこっち、初めて
" 快適 " という単語が頭に浮かんだ瞬間です。
私は嬉しいです。

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伊賀へ行く度
独りでご飯食べるのもアレやろ。と晩ごはんに誘ってくれたり
ダニの駆除の仕方や、必要なものを安くゲットする方法を一緒に調べてくれたり
マックスバリュの火曜市の素晴らしさを教えてくれたり
一生 私が必要としないと思われるワインセラーの価格を調べてくれたり
ハマダ家の二人には毎度毎度、大変な世話になっています。
別居してるけど居候。と言うか
師弟関係じゃないけど内弟子。と言うか
尋常ではないレベルで世話になっています。

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今回 首問題を解決してくれたのもハマダ家の二人で
いえ、もう二人だけに留まらず
ハマさんのご実家にまで上がり込み、おばあちゃんにひたすら首を揉んで頂く始末。
帰り際、ついでに ( ?? )
ご両親からシステム畳までもらっちゃいました。

もっとアレすると
伊賀での私の命を繋いでいる、車載用の小さな冷蔵庫もハマダ家から借りているので
今の私のタマはハマダ家が握っていると言っても過言ではありません。
涙なしには語れません。


宝くじで 3億円 当たったらまず
ハマダ家に 30万円 くらいは間違いなく包もうと思っています。

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健康って大事ですね。

伊賀で過ごす時間のうち、少なくとも半分以上は
大気中に舞う、 99.9% の粉塵をカットしてくれる
優れた防御力を誇る防塵マスクを着け続けています。
そろそろ
それなりの波紋が練れるかもしれません。


そんな感じで。
今回も色々ありましたが
何とか… 自分なりに予定していたところまでは話が進みました。
明晩、また伊賀へと走るつもりですが
次からはようやく。
内装を作り始める事になります。

そう。
ようやっと。
( まさに ) 建設的な内容のブログが書けそうな気がします。
どうせ毒食うんやったら皿まで食ってまえ。ってノリで食べてはみたものの
毒は意外にいけたけど腹壊した。的な事はもう二度と起こらない事でしょう。
起こったら困るんや。


大阪へ帰る度
あれ。
痩せた ? と聞かれずくめな私。
身体と顔面はやつれているかもしれませんが
メンタルは図太くなった… はずです。


急に冷え込むようになり、冬に対する恐怖心に拍車がかかりました。
快適な生活を目指し
ペースを上げてどんどんやっていっちゃおうと思ってます。

ここからは
テナント屋で鍛え上げられた鳥さんの出番です。

掃除と建材の調達などの下準備だけやっておけば
あとは彼が自動的に作っていく事でしょう。


やはり私は
独りでは生きていけないダメンズの星の下に生まれたに違いありません。

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心に花を。
全ての人々に愛と感謝を。

ゴネた首にはマッサージチェアを

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by t_durden | 2015-09-13 23:32 | 改築: Renovation

#8 閲覧注意

自動更新機能バンバンザイ。

たぶん今頃
そこそこの疲れが溜まっている頃だと思います。
頑張れちょっと未来の私。

どうもこんばんは。motomanです。

そういえば先日
11月 の普限窯の窯焚きの話で小山さんと打ち合わせしてたんですが
ワクワクが止まりません。

それはさて置き
いつもの伊賀話です。

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一応 断っておきます。
閲覧注意。と題しましたが
彼の事ではありません。

基本的には心優しい人ですが、色々と溜まっているのでしょう。
しつこい釘や厄介な柱を破壊する際
この五寸釘が !
と毒づき続けていました。

根は怖い人なのかもしれませんが
その破壊力は目を見張るものがあり、頼りになる助っ人です。
先日のダイニングキッチンの床はぎ作業、彼があっという間にこなしてくれました。

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私が屋外で作業していると
家の中から叫び声が聞こえた気がしましたが、彼の事なのでそっと置いておきました。

家の中へ戻ってみると
落とし穴にハマった。という報告を受けました。

彼 数十分前に囲炉裏に踏み込んでしまい、穴にハマったばかりだったので
また囲炉裏かな。と思いましたが… どうもそうではないらしく
床をはいでいた際、床板がゴソッと抜け落ちたようで
股間を打ち付け、メガネはスッ飛び
なかなかのパニックっぷりだったようです。
居合わせていなかったのが残念でなりません。

一日の間に 2度 も穴にハマれるなんて
本当に奇跡の人だな。と再確認しました。


さて置き
この穴が何であるのか、興味が湧いたので降りてみました。
伊賀だけに忍者的な要素があるのか。とワクワクが止まりません。

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罠でした。


立派な切り出し石に囲まれている、いわゆる石棺のような感じになっていたんですが
漂流教室に出てきた、新人類的なものの棲家と化しているようです。

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心臓に悪い方もいらっしゃるかもしれませんので、このサイズでお送りします。
個人的には… かわゆいと思える部類なのでアレなんですが、一応。

新人類の正体は… カマドウマです。

離れの作業場でたくさん見かけたので、結構おるなあ。とか思ってましたが
ここがどうやら彼らの母屋のようです。

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ライトで照らしてみると、石の隙間からコンニチワ。
まさに漂流教室そのものです。
単体なら… かわゆいと言うか
何がそう見えるんかわからんけど、すげえ造形してんな。と思えますが
ここまでくると… なかなかのモンです。

気になったので彼らの生態をウィキペディってみました。

以下、 Wikipedia より抜粋。

姿や体色、飛び跳ねるさまが馬を連想させ、古い日本家屋では竈の周辺などによく見られたことからこの名前が付いた。
俗称として 「 便所コオロギ 」 などと呼ばれることもある。

主に身を隠せる閉所や狭所、暗所、あるいは湿度の高い場所などを好む。

竈馬という風流な名をもち、特に大きな害をなさないこの虫も、今日では便所コオロギというイメージの良くない名とともに不快害虫として忌み嫌われることも少なくない。

かつての日本家屋は密閉度が低かったため、多くの日陰や空隙と共に食料も提供してくれる土間の隅などに住み着くことも多かった。
家人にとっては馴染みの日常的な存在であったが、家屋の構造や住環境の変化
殺虫剤の発達と相俟り人間に発見されれば即座に殺傷駆逐の対象とされることも多くなり、駆除対象以外での日本人との関わりが少なくなっている。



勝手に付けられたアダ名のせいで駆除される。という
なんと悲しい話なんでしょう。

まあでも
こんだけ群れを成されると…
さすがにアレかもしれん。

この穴をどうすべきか、未だ思案中です。
ちゅーか何の為の穴なんでしょう。
貯蔵庫。
ですかねえ。
ほんと色々なものが出てきます。


そういえば先日、床下から出てきたフタつきのアレですが。
中尾くんと一緒に開けて確認してみました。

予想通り。

骨壷っした。


壁から扉やら爆弾型電池やら
床下から囲炉裏やら落とし穴やら色々出てきましたが
果ては人骨。

古民家の奥深さ、ハンパないです。

どう処理するべきでしょう。

原料として使えるな。いや
やはり燃えるゴミか。って… もう燃えた後やし。
ちゅー話でもなし。

家主に相談します。

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破壊もそこそこ進みましたし
さあ 作るぞ ! と
ホームセンターへ行ってバンバン建材を買えるほど裕福ではないので
あらゆる手を駆使し、いかに安く
いかに効率よく扱える建材を探せるか。というところも私にとっては重要で
色々と手を尽くさなくてはならないのですが
今はそっと頭の隅に追いやり
信楽経由で、生駒に在る中尾くんの工房へ寄って帰阪する事にしました。

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何度か伊賀へ来ては手伝ったくれたので
持ってはいたものの使っていなかった、昔ながらの大物用
高トルクのろくろをプレゼントしたんですが
これがまたクソ重く
積み下ろしが独りでは出来ない。という事で
工房探訪も兼ね、生駒へと走った次第です。


元々ブタ小屋だった。と聞いていたので
なかなかのとこやろな。と想像してましたが
思った以上、否 !
充分にキレイなところでした。

彼は賃挽きもやっているので
ろくろ周りの物の置き方や棚の位置などなど
色々と参考になりました。



自分の居住スペースはおろか
作業場に
この日参考になった事を活かせる日はいつやねん。って

今の私を構成しているものは
焦りしかありません

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by t_durden | 2015-09-05 21:00 | 改築: Renovation

#7 離

自動更新機能バンザイ。

どうもこんばんは。motomanです。

さて。
伊賀の話の続きでも。

最初の最初に紹介した… 憶えもあまりありませんが
この家は
母屋
離れ
土蔵
3つ の建屋があります。

離れの 1階 は、機械いじりが好きだったというおじいちゃんが作業場として使われていたようで
土間でスカッとした空間だったので
そのまま作業場として使う事に決めました。

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母屋は茅葺きの平屋ですが
離れはその後に増築されたようで、 2階建て になってます。

家は集落の最も奥、山手の高いところにあるので
景色が抜群です。
将来的に薪窯を築きたいので、この条件は外せませんでした。

この部屋でボーッとしているだけで視力が回復しそうなほど
と------------------------------------くまで見渡せます。
盆地。ってのがわかり過ぎるくらいわかります。

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2階 にあった色々なものもなかなかの量でしたが、あらかた処理し終えてます。
ただ
昔の造りなだけに階段が結構… 急で
作ったものを上げたり下げたりも面倒ですし
在庫部屋やギャラリースペースにするにしても、結局
ものの上げ下げが面倒なので
用途は全く決まってません。

よって放置。
手を入れるしにしてもお金が出来てから。って話なんで
やはり放置ですね。

母屋と違ってここに住んでいたわけではなかったらしく ?
壁も天井も床も、おそらく建てた状態そのままなので
リフォームするには最高の状態である事は確かです。

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手を入れさえすれば、かなり雰囲気の良い場所になる予感しかしませんが
生活とは関係のないところなので… やはり放置。

手を入れたくなってしまいます。

我慢ガマン。

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何気に
どういったわけか、立派な板材なんかが落ちていたりするので
どこかに有効活用しようと思います。

部屋の造りを見るに
旅館みたいな感じなんです。
来客用の部屋にしよう。とか思ってますが
ガマン。

金と時間さえあれば…
相当 遊べるのに…ッ
って
そら なんでもそうですね。

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隅っこに置いてあったのは
開けてみると… 相当 古そうなミシンでした。
私にその価値はわかりませんが
欲しい方いらっしゃるんでしょうかね ?

きちんと写真撮り直して Facebook で募ってみましょう。
相当重そうなので… 引取限定になりそうですけれど

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by t_durden | 2015-09-04 21:00 | 改築: Renovation

#6 ふしぎ発見

明日…
じゃなくて今。
私は伊賀へ破壊活動をしに戻っている事でしょう。
またしばらく大阪へは帰らないので、ブログ自動更新機能ってやつをフルに使ってみます。

たぶん今頃
ちょっと未来の私、楽しい宴の最中だと思います。

どうもこんばんは。motomanです。

さて。
伊賀の話の続きでも。

破壊すればするほど、買わなくてはならない建材の量が増えるし
廃材を運び出して処理しに行く時間も掛かるし
大工仕事に費やす時間も天井知らずに増えるので
当初は
現状維持でそれなりにリフォームし、おいおい手をかけていこう。と思ってましたが
私の性格上、やはりそれは出来ませんでした。

一度 荷物を配置したが最後
やる気が起こらなくなると思うんです。
しかも何と言うか
梁や天井も立派やし、もったいないんですよね。
古民家に住むと決まった以上、その魅力は発揮させたいし
リフォームじゃなくてリノベーションする。と決めた以上、とことんまで破壊してからの方が
後々の大工仕事がやり易くなる。という事もあって
やるなら今 ! とことんまで !
という事で腹くくりました。

しかし
10 ・ 11月 は予定が立て込んでいるので
9月中 が勝負 ! という無茶な話です。

プロの大工さん二人がかりでも… 厳しいんじゃあないか ?

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ダイニングキッチンにしようと思っている、この家の核となる部屋
元々は土間で竈と囲炉裏があったであろう場所で、今ある床は後から増設されたもので
何度か手直ししたのか、間仕切りを境に高さが違っていたりします。

別にええっちゃーええんですが、人が集まってくつろげる場所。というコンセプトで挑んでいるので
ここだけは手を抜けません。
継ぎ足しで誤魔化せる範疇ではありますが、全てはぎ倒してやる事にしました。
床下の換気状態もチェックしておかなくては怖いですし
床が二重、三重になっている謎なところもあるので
ヘタすりゃあ白アリさんが喜んでしまう結果を招いてしまいます。

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先日は
壁をやぶった先から扉やら… でっけー電池が出てきたり。と色々ありましたが
床をはいで床が出てくる。ちゅーのも新鮮です。

サルにらっきょうを与えると、皮だと思って全部むいてしまう。なんて話がありますが
わしゃサルやありまへんで。
サル年生まれですけれども。

一度キレイに掃除し、足場を確保して
ケガのないよう、気持ちもリセットです。

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一段上がったところもはいでみました。

梁に謎な金具が取り付いていて、これは何だろう。と思っていた謎が解けました。
囲炉裏に鍋をかける為の、いわゆる自在鉤ってやつだったんでしょうね。

なるほど
熱がもれにくいよう、石で壁を作っているんですね。
こういう発見が色々あるのも、古民家リノベーションの楽しみってやつでしょうか。

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その床下から、またも謎なものが出てきました。

最初は遠目から見て
梅干しか味噌かぬか漬けか。とか想像してましたが
よくよく見てみると
素焼きっぽい容器でフタがついてます。

ピンと来られた方、おそらく正解です。
私もそう思います。


この翌日、生駒から中尾くんが手伝いに来てくれる予定だったので
そっとしておきました。

彼に開けてみてもらおうと思います。

絶対アレやで…

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by t_durden | 2015-09-03 21:00 | 改築: Renovation

錫ト陶

YouTube で適当に BGM を聞いていて
AKB48 の " 恋するフォーチュンクッキー " が流れると
なんでか涙腺が緩んでしまう今日この頃。

いよいよ
おっさんか。

次の曲がやしき たかじんで
しみじみしました。

おっさんか。


っちゅーか
なんで AKB からのたかじん ?

どうもこんばんは。motomanです。

前に告知させて頂きましたが。
今日 搬入を終え、いよいよ明日から開催。という事で
近況を織り交ぜつつ、改めて告知してみようと思います。

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昨日、これまたどういったわけか
ガラス作家の増田さん
千葉から在廊しに来阪していた小孫さん
陶芸作家の飯田さん
大阪のおかんこと理恵さんと、チルコロで呑んでいたんですが
数時間後…

小孫さんと肩を並べて土いらってました。



なんでやろう。

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破壊に次ぐ破壊ばかりで、ほとんど土に触っておらず
小孫さんがチマチマと削っているのを見て、土に触りたい衝動に駆られ
私もちょっとしたぐい呑みを作ってしまいました。

陶芸って楽しい…

真ん中のが小孫さん作
両脇を固めさせて頂きました。

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さ。
そんな近況を挟みつつの
告知です。

" 錫ト陶 "

ぎゃらりいホンダ

大阪府 堺市中区 深井沢町 3134
Tel : 072-278-3381

2015 . 9 / 3 ~ 19
11 : oo ~ 18 : oo
※ 9 / 6 は休廊
最終日は 16 : oo まで

以下 DM より

大阪市に錫工房をもつ伴 哲生さんと伊賀に陶工房をもつ田中 元将さんによる男性二人展です。

お酒を入れるとまろやかな味になり
花を生けると花の持ちをよくするという 「 錫 」 の素材に魅せられ
器、花生け、アクセサリーなど使い手の気持ちに立った作品を創る伴さん。

斬新な釉薬と造形の磁器モノから
武骨な味わいの中に彼のセンスが楽しめる薪焼成した土モノまで
幅広い魅力を持つ田中さん。

温かな二人の作品をどうぞ手に取ってご覧ください


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ちょうど
随分前ですが哲生くんとこに遊びに行った時の写真があったので、貼ってみましょう。

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錫の鋳込み ・ 削り作業を見せてもらいました。

陶芸の場合はろくろの天板が水平方向ですが、錫の場合は垂直方向なんですね。
なんでやろう。

削りマニアの私
やってみたくなりました。

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またやりに来るわ。とか言いながら
もうかれこれ… 2年 くらい経っちゃってるんでしょうか。

基本的な一連の作業を見せてもらいましたが

錫の方が向いているかもしれん…ッ

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それはさて置き

なにせ明日から始まります。
初日からアレで本当にアレなんですが
ほんのちょこっとだけ在廊します。

すぐに伊賀に戻らなくてはならない宴があり
そのまま伊賀で破壊の続きをしなければならないので
スミマセン。


次に在廊できる日は未定ではありますが
12日前後 になると思います。

また改めてご案内いたします。

スッキリ見易い展示になったと思います。

ご高覧のほど、宜しくお願い致します

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by t_durden | 2015-09-02 23:04