<   2014年 06月 ( 7 )   > この月の画像一覧

裡 vs 外

ものづくりをしている以上、多様な刺激があるべきである。と思い
色々なジャンルに於いて好みが合わない人に、オススメの音楽を教えてもらいました。

早速 聴いてみたところ、世界観は何となく…柔らかくて良いな。と思いましたが
YouTube でライブを聴いてみよう。と適当にチョイスしてみると
ヴォーカルの顔面が…
今日はオムライスでした。
ケチャップで大きなハートを描いてみたよ。
とかいう写真付きの投稿をしそうな顔面で
その投稿に対し
素敵ですね^^ とか書く女子達の沢山の いいね! までもが見えてしまった気がして…

イラッときました。

私のような、黒い妄想癖のある人が死なない限り
この世に平和は訪れないと思います。

どうもこんばんは。motomanです。

先日、こういったものを成形しました。
花入としては…若干大きめです。

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卯辰山工房の漆芸家に預けてある、以前 喜楽窯で焼成した磁器の花入がとても良く
再現性がどの辺りに潜んでいるのかを探るべく、次回の窯焚きにも入れて頂こう。といった想いで作ってみました。

あと
ろくろばかりをしていると、どうしても正円に近い形に偏りがちで
こういった荒々しいのもやってみたくなるわけです。

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もちろん
この手のものを作るにあたり、どうしても頭から離れないのは学さんの花器で
おこがましいアレですが…
ハッキリと見て取れるほど…強い影響は受けてはいますが
似た成形方法ではありながら、自分なりの何かが見えれば良いな。と
恥ずかしながら。
敢えて挑戦してみました。

使った土は九谷の磁土で、先日 金沢へ行った際
半田くんが土産に持たせてくれた、タタラ用の磁土です。
ちょうど良いサイズ感だったもんで、そのまま切り出し始める事にしました。

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だいたいのアウトラインと正面を決め
そこへ 2つ 。
ヘラ目をググッと入れました。

相手は土の塊なので、どれだけ烈しいカを込めても
どうと言う事はありません。
ほんの 3秒 ほどの作業ですが、最も楽しいところであり
最も難しいところである。とも言えそうです。

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ろくろは内側を主とした成形方法で
一般的には ( たぶん ) " しのぎ " と言われるこういった成形方法は
逆にアウトラインから決めていくアレで
学さんは口元から全てを刳り出しますが、私の場合
半分に割って中を刳り、接ぎ直します。

その際に注意すべき点が幾つもあります。
つまり
成形に関して幾つかの制約を抱える事となるので、口元から全てを刳り出す方が
荒々しい雰囲気は幾分出し易いのかもしれませんが
口元から全てを刳り出そうとすると、それが可能な形で無ければならない。という
別の制約が生まれるので、正直なところどっちがどう。だとも言えません。

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テーマは " 烈しさ " だったので
男性的なラインを見つけられるように留意したつもりで
↑ の写真と比べ、足元の左に違和感があったので
結局そのあたりを切り出して終了しました。

若干 ねじれているような
ちょっとした不安定感と言うか
素直に目に入ってこないあたりが…自分らしいかな。とも思いましたが
口元と足元のバランスがグッと良くなり、エッジの効いている感は増した気がします。
それが自分にとって良い事なのかどうかは…別として。
取り敢えず成形完了デス。

男性的なラインを狙ったにも関わらず、結局最後は
中性的なイメージになってしまいました。
そういった星の下に生まれてしまったのかもしれません。
どうもそっちに寄ってしまうのです。


想像しているような焼き色が狙えれば…すごく気に入ったものになりそうです。
アウトラインから成形する、こういった手のものも
今後 続けていきたいところです

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by t_durden | 2014-06-27 19:40 | 陶芸 : CeramicArt

しばらく脳みそを停めようと思います。

色々と一段落ついたので、久々に
実に久しぶりにろくろに向かいました。

どうもこんばんは。motomanです。


先日、嬉しい写真を頂きました。

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仁さんの窯に入れてもらった磁土の飯碗。
先日から窯出しが始まったようで、未だ取りに行ける予定がつかない私の為に
送って下さったものです。
あざーす。

良い感じに緋色が出ているようです。
質感もかなりマットな感じに見受けられます。
磁土だけれど、すごく柔らかい雰囲気に見えますね。

現物を手に取って観るのがとても楽しみです。

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少しだけ
来月に向けて在庫を整理したり。

昔 作ったものを見てみると、そのほとんどが恥ずかしいものが多いけれど
嗜好というものは日々 変化しているのでしょう。
改めて見てみると
これを何故 突き詰めようとしていなかったのか。と
意外と気付く事もあります。

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学さんの窯に入れて頂いた磁土の花入を手入れしました。

明日 水漏れチェックをしてみようと思います。

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土ものもいくつかだけ手入れしました。

これはとても扱いにくい土で
砂気が過ぎ、ろくろの挽き方に工夫が必要な類のもので
土色や肌の感じは好きだったのですけれど…
先日、とあるお方が在庫を全て買い占めたそうで
2度 と手に入らない土になってしまいました。

もそっと研究したかったので残念です。

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昨晩 友人に
考え過ぎずに一歩ずつ。
まるっとシンプルに行け。
と言われ
そのように素直に
色々と成形しました。

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今日の心情を込めました。

人として…素直に
円やかになりたい。と
裡から押し寄せる波を、張りに転換したい。と
生活するような息遣いで
一途な想いを指先に載せたつもりです。

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出来るだけ無心になったつもりで
思うがまま
一点ものばかりを、成り行きに任せて成形しました。

明日中には削りたいところですが、はてさて。
竹製の道具がものすごい勢いでカビるこの時期、この天見で
叶うでしょうか

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by t_durden | 2014-06-25 00:40 | 陶芸 : CeramicArt

思うままに気のままに僕はきっと一息つけない

自分を魚に例えるならば
間違いなく白身で、もっと言うならば
海底で景色に溶け込んであまり動かない
ヒラメあたりではないかと思います。
カレイでも良いです。

最近 薪をくべているか高速道路を走っているかのどちらかしかないな。と感じてましたが
何となく一息つけそうな気がします。

そうでもないかもしれません。

どうもこんばんは。motomanです。

これまでも一応
あ、今 一息ついてる感じ ? という瞬間はあったのですが
思い返せば…やはり、あくまで瞬間的なもので
きっと半息程度だったのだろうと思います。

自分が今、休んでいるのか否かすらわからない人はダメ人間です。
もしくは
休まなくても大丈夫なんだぜ。と言えるくらいタフになる必要があります。

私は一生タフな人間になれる気がしないので、ダメ人間であり続けようと思います。
人は低きに流れていくのです。

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さて
そんなこんなな近況でも書いてみようと思います。

取り敢えず。
普限窯の 6月焼成 が無事に終わりました。


得られたデータはかなり貴重なもので、次の実験で狙い通りにいけば
再現性のある焼きとして、酸化と還元をひとつに内包したものが狙えるようになります。

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先日 金沢のしいのき迎賓館での展示が終わり、体感としては
もう 2ヶ月 ほど経ったんじゃあないか。と思えるアレですが
実際は 4週間 ほどしか経っておらず。

小山さんと
半田くんの初個展を観に行っちゃおうか。という話になり
また
しいのきで出会ったギャラリのオーナーとお話をすべく
再び金沢へ行きました。

スケジュールはかなりタイトで
普限窯での窯出しを終えた後、夕刻前に大阪を発ち
夜には金沢入りしました。
半田くんの個展の最終日に向け、前乗りしとこう。という算段です。

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午前中に喫茶店でポン太さんと待ち合わせをし
昭和なコーヒーを美味しく頂きながら話をしました。

その後、ギャラリートネリコへ。

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しいのきで展示していた頃、ちょうど半田くんの個展前で
半田邸に寝泊まりさせてもらっていた私は、作業場にて個展用の作品を色々と観ていましたが
場所が変わるとやはり、さらに映えますね。

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トネリコは北欧神話のユグドラシルと同属の木で、原産は意外にも日本だそうです。
滑りの悪くなった戸を修復する際、トネリコから抽出する白蝋を使ったそうで
戸に塗る木
トーニヌルキー
トネリコ
と転じたそうです。
原田 伸郎バリの強引な転じっぷりです。

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白い空間にほんと良く映えていました。
これからの季節に丁度良い、清涼感のある作品を沢山観れました。
染付って素敵ですね。

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半田くんの狙いは
高カロリィをかける事で下絵の呉須を動かす。というもので
細かく描かれた模様も、滲むように動いています。

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透光性のある磁土で、光にかざすと裏側の模様も見て取れます。

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普限窯に集まる若手は、普段どのような仕事をしているのか…生で観る機会があまり無く
写真などではお互いに見せ合ってはいるものの
実物を目の前にすると…やはり良いですね。
それぞれがどのような想いで薪焼成というものに向き合っていて
普段の仕事とどのような関連性があるのか等、興味深い話が出来るのも
窯焚きのひとつの魅力です。

器形も下絵付けも丁寧で、ほんと好感の持てる品々でした。

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ちょうどトネリコで卯辰山の研究生達と会えたので
卯辰山工房まで案内してもらいました。

小山さんの大壺の金継ぎの依頼をする為で
じゃあじゃあ
ついでと言ってはアレですけれど、前回の喜楽歩の窯焚きで焼いた
窯出しの際に割れてしまった、景色のとても良かった磁土の焼締花入を
継いでもらえませんか。と打診してみたところ
快諾頂けたので、一緒に預かってもらいました。

仕上がりがとても楽しみです。

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卯辰山の登りも見せてもらいました。

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普限窯に来る金沢メンバが中心となって焚いてきた窯で
色々な制約の中、自分たちの焼成理論を試す場でもあるようです。

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ある程度までの焼成理論というものに関して言えば
正否がハッキリと分かれるところだとは思いますが
ある水準を超えると、そこからが焼きの違いを見せられる領域であり
工夫のしどころとも言えます。

蓄熱効率を上げる為、断熱材で窯全体を覆ってしまおう。という案が出たのも
彼らの工夫のひとつです。


その後
富山県にあるギャラリー耀へ行き、オーナーと色々とお話しました。

ちょうど開催されていた個展が、走泥社の流れをくむ方で
学生の頃を少し思い出して懐かしくなりました。

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その後、高速に乗って再び石川県へ。
石川県立九谷焼技術研修所へ行きました。

休館日だったのですが、かねてから小山さんと親交のある責任者の Mさん が開けて下さり
小山さんが未だ普限窯を作る前のお話が色々と聞けて面白かったです。
窯場ごとに色々なエピソードがあり、ほんと興味深いです。

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この窯を作ったのは有田の窯師で、普限窯にも遊びに来られています。
ところどころにこだわりがあり、内部もじっくりと観させて頂きました。

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ちょうど最近 修復作業をしたようで
使った炉材を再利用、階段として周辺の整備にもセンスが光ります。


その後、またまたまた高速に乗り
一路…福井県へ。
普限窯ファン ( マニア ?? ) の Mさん と
インターを降りて直ぐのお土産屋さんで待ち合わせをし
熱いお話を伺いました。

そんなこんなで酷く長い一日にはなりましたが
夜になって無事に帰阪。
王将で新メニューのオムライスを食べて帰りました。
チャーハンにしとけば良かったです。


何の為に作業場借りとんねん。というアレで。
作業場に居る時間がほとんどない…この 1ヶ月半 でした。

寿命が若干縮んだ気もしますが、この間に得た事
考えさせられた事を糧に
のんびりと自分のペースでこちょこちょやっていこうと思います。
そう
のんびりとしたいのです。
ちょっとだけ

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by t_durden | 2014-06-22 19:32 | 陶芸 : CeramicArt

2

来週の月曜日はギャラリ巡りとしました。
好きな作家さんがちょうど良いタイミングで重なる日なので
今から楽しみに思います。

どうもこんばんは。motomanです。

さて
自分の事はどうなんだい。と言われると閉口してしまうのが常なので
いつものように…今更感がプンプン匂いますが、今日はちょっと告知でも。
こういうのはきっと告知とは言わないでしょう。

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まず。
東京は日本橋三越にて開催中
酢飯屋 オーナー 岡田さん監修の
『 夏至のぜいたく茶漬け 』 です。

ちょうど明日は夏至です。
茶漬けをちょっと贅沢に演出するアイテムが揃っています。

連日連夜、ハゲそうになりながら成形した
十字高台の茶碗と
見込みが朱色の輪高台のもの
2種類 の飯碗を出品してます。


私のいつものこの手の釉のものは、水で濡れると肌の黒味が増し
釉を濃く掛けたところに呈する金色がより映えます。
酒器や茶漬け碗にピッタリです。
と言ったところです。

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もうひとつは
大阪は和泉市にある しのだのもり 銀河村で明日から始まる
夏のプロローグ ( 序章 ) ~ 涼しさを演出する工芸品たち ~
です。

ギリギリでお誘い頂いたので DM に写真はありませんが、きちんと搬入してきました。
鉄器のようないつもの手のものと白い器を主に
薪焼成の品はぐい呑み 3つ だけ置いてあります。

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ガラス作家の増田さんも出品されているとは露知らず、搬入の時にお会いして驚きました。

中央の机は増田さんと私ので目一杯使わせて頂く事となりました。
つまり…
男臭い机になる事必至です。


生憎の雨模様だそうですが、お近くの方は是非に。
残念ながら、日本橋三越は在廊出来ません。
銀河村の方は未定ではありますが、来週中に起こるであろう…用件の日程待ちなもので
在廊出来るかどうかはわかりません。

ご高覧頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します

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by t_durden | 2014-06-20 21:56 | 展覧会 : Exhibition

普限窯 窯焚き

なんだかんだと。
今晩で胴木の引き出しが全て終わりました。

どうもこんばんは。motomanです。

最近 歳を感じます。
身体の芯に少しずつ…抜け切らない疲れが溜まり
今日、さすがに体力の限界を感じました。

今回の引き出しも、なかなか手ごわいものが多かったわけですが
無事に全て終了。
と同時に
張り詰めていた何かがプチッと切れた気がして
どっと疲れが押し寄せてきました。

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ちょうど今頃、金沢からの応援が岸和田に集結している頃です。
明日の夜から最後の番手に入り、翌 昼過ぎあたりに窯焚き終了予定です。

今から 18時間 くらい眠ろうと思います。

金沢の精鋭達。
20時間後 には合流します。
それまで宜しく…

ZZZZZZZZZZzzzzzzzzzzz.................

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by t_durden | 2014-06-08 23:52 | 薪窯 : Wood-fired kiln

伊賀磁器

目に煩いほどポップな色彩で
敵対心が皆無で恐怖。
人のような人ではない、そういった類のものに追われ続ける悪夢で目が覚めた。

ここ数年で最も恐怖した瞬間だったが
実生活とは無縁なものと切り捨て

私は薪をくべ続けている。

どうもこんばんは。motomanです。

Facebook 上では少しずつは近況報告をしていますが
ブログ上での事で言うと…時系列がアレしますが。
今日、楽しみにしていたものが穫れたのでその件でも。

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後日 改めてまとめようと思いますが、先月末は伊賀へ入り
新 学さんの窯焚きへお邪魔していました。

それが終わってからすぐ、普限窯の窯焚きが始まっています。

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窯焚きからの窯焚きで、身体の芯に抜けない疲れが溜まりつつありますが
明朝を迎えて折り返し地点。
今こうしてる間も、メンバが火を繋いでくれています。

ちょっと間…ゆっくり寝かせてもらいマス。

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初日の夜の番手から入り、攻め焚きで昇温させ
昨晩から通しで 24時間 の当番となりましたが
他のメンバがカバーしてくれたおかげで、小山さんと伊賀へ窯出しに行く事が出来ました。

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窯出しの瞬間には立ち会えなかったのが残念ではありましたが
学さんの作品もしっかりと見せてもらいましたし
期待していた品が上々だったので…満足しました。

品を引き上げてとんぼ返り。
帰路で西浦商事に寄り、再び岸和田へと車を走らせました。

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黒土の花入。

造りとしては、いつもの手のものです。
肩に掛かった灰がゴマになってます。

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泉州の土に信楽の白を混ぜたもので成形した酒器。

緋色狙いだったので…良い感じに上がりました。

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と、これらが今回の窯焚きの中で最も楽しみだったと言える
九谷の磁土を使った花器です。

長い目で見て、将来的に私は
磁土の焼締めをやりたいと思っていて、その為に土の選定をしている最中です。
これまた良い感じに上がりました。

左のものは非常に濃い焦げが象徴的で
右のものは柔らかな緋色が走りました。

今回は 2種類 の磁土を試験的に焼きましたが
これから不要なものは削り、欲しい要素を足した磁土を作っていこうと思ってます。

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茶碗も入れて頂きました。

緋色狙いではあったものの
ここまで鮮やかな緋色が出るとは…というほど
火の走った跡がハッキリとわかる景色がつきました。

造りはかなり薄手で、高台の厚みは 2タイプ を用意しましたが
成形段階で最も留意していた
高台の形の違いによる焼き歪みの差はほとんどありませんでした。

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見込みはこんな感じです。

緋色と見比べてみると、柔らかな雰囲気です。

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緋色の新たな魅せ方の可能性を感じ
これを見た瞬間、板皿か大壺なら…壮観だろうな。と直感したので
次はそれらに挑戦したいですね。

磁土という白いキャンバスの上を炎が景色を描くのだから
勢いを感じずにはいられません。


炎が描く景色が際立つ器形とは…どういったものが最も有効であるか。という点を考えつつ
今日はゆっくりと早めの就寝を決め込もうと思います。


磁土の薪焼成に関しては、今までの実験データから
表面が剥離する可能性があるという事実を知り
それを解決する為の昇温グラフを色々と考えていましたが
偶然にも、今回の学さんの焚き方が私の予想とかなり近しいところがあり
結果も満足いくもので
感謝です。

次の実験で剥離が起こらなければ、予想は当たり。と言えそうなので
今月末に出る結果がこれまた楽しみです

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by t_durden | 2014-06-06 00:30 | 薪窯 : Wood-fired kiln

一休

休息の取り方は人それぞれ。
色々とありそうですが、私の場合
スタンダードに…寝ます。

昨日は久々にフリーな日で
取り敢えず
ミチシオ祭の後片付けをしに、作業場へ行き
荷物を下ろしました。

ついでに在庫の整理や掃除なんかをしようと思ってましたが
体力が持たなかったので帰りました。

どうもこんばん…おはようございます。motomanです。

なかなかハードなスケジュールもようやく終わりが見えかけてきました。
今日から始まる普限窯の窯焚きが終われば…一段落つきます。
結構 長丁場なので、身体を休めておこう。と
昼過ぎに帰宅して気付けば眠っていて
この時間です。

寝過ぎました ☆ミ

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さて
今日は、金沢での展示と伊賀での窯焚きの間に
このタイミングで行くしかない。というアレで観に行った展覧会のお話でも。

S'n緑an.Gallery にて開催中の
『 森岡 希世子 個展 - 新緑と白の呼吸 - 』 - 暮らしに器 -
です。

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こういうのをタイムリーというのでしょう。

金沢での展示中
お客様とメンバと、磁土の焼締の話になり
その中でも
磁土の炭化焼成のアレコレをアレコレ言っていると
森岡さんの炭化が格好良い。となり
私は初めてお聞きした作家さんだったのですけれど
その場で画像検索した作品が非常に格好良かったので
機会があれば観に行ってみます。と言ったところ…

ちょうど今、大阪で個展されてますよ。というアレで。

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炭化した作品は未だそう出回っているわけではないらしく
( あるいは…ある想いの下、展開させる場所を限定しているのかもしれませんが )
残念ながら今回は透光性の焼締のみで
炭化の現物を手に取って観る事は出来ませんでしたが
丁寧な仕事に好感を覚えました。

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在廊日ではなかったので、ご本人にお会いする事も叶いませんでしたが
私のこれからやりたい事とドンピシャな事をしておられる方なので
いつかお会い出来る日が来るとし、それまで私も私なりに色々とやってみようと思います。

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先日の金沢の展示の際、こんな磁土もあるから試してみては ? と
半田くんが磁土をプレゼントしてくれたので
また新たな素材が増えました。

板皿や大物に作る時に向いている、いわゆるタタラ磁土で
金沢在廊中、酔っ払って皆で夜中にろくろ遊びをした時に使ってみた時の感覚で言えば
かなり挽き易い部類だな。と感じたので
少し大きめのものを作って焼成してみようと思います。

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透光性の磁土は今までに 1度 だけ
普限窯で焼成したものがあるだけで、厚くビードロが掛かると
全体的に青味が強く出てくるもので
生地は若干、灰色を呈します。

天に伸びるような柔らかな造形を以って
青磁か白磁をやってみたい。というのが最近のアレなので
色々とやってみましょう。

b0161715_1537424.jpg

しかし暑いです。

冷たい抹茶を頂きました。
器は大中 和典さんです。


色々なところへ足を運べば運ぶだけ
格好良いものを制作している方々が至るところに居て
ああ
陶芸って面白いなァ。と
再認識させられます。

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同日、うめだ阪急へ行き
熊野 九郎右ヱ門さんの個展を観ました。
偶然にも初日、ご本人も在廊されていて
お会い出来た事が本当に光栄でした。

金沢メンバから色々と話は聞いてはいたのですが
九郎右ヱ門さんの審美感と言いますか
人柄と言いますかオーラと言いますか。
話の内容がある意味イッちゃってて ( 良い意味で )
良い意味でイッちゃってるっていうのも何なんですけれど
ものを観る目が大き過ぎて…私ごとき小物にはついていけなかった。というところです。

1520℃ で焼かれた、熊志野と名付けられた器は
様々な色を携えていて、九郎右ヱ門さんが仰られるよう
まさに地球そのもののように思えました。


もっとゆっくりとお話したかったのですけれど
今の私では…足元にも及ばないほどの抱擁力を持った方で
もっともっとイッちゃわないと、薪焼成というものについて深いところまで話が出来ない。と感じたので
後ろ髪を引かれる想いでしたが。
早々に引き上げる事にしました。

取り敢えず…顔合わせ。というところで
今度は…
叶うならば。
九郎右ヱ門さんの窯場でお会い出来ればな。と思いました。


品に掛ける想いがものすごい人達は沢山居ます。
私の持っている視点というものが…どれほど浅く低く
貪欲さが欠如しているのかを認識したギャラリ巡りでした。


どんな質問を受けても
全てはひとつである。
ひとつは全てであるから。と
孫の手で股間を掻きながら言える人間になりたい。と思いました

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by t_durden | 2014-06-03 05:48 | 展覧会 : Exhibition