<   2013年 01月 ( 12 )   > この月の画像一覧

還元電気窯

気温と体感温度って別ものですねえ。
気温が低くても、陽が射していると暖かく感じられるし
逆もまた然りで。

抜けるような青空が懐かしいです。

どうもこんばんは。motomanです。

さて
小山さんのご紹介で、私の自宅からそう遠くないところで作陶されている
Kさん の窯を見せて頂くべく、車を走らせました。


今ではもう、そう珍しくはないのかもしれませんが
還元焼成を得意とする電気窯です。
以前 ネットだか雑誌だかで見た事はあったのですが、実物は初めてでした。

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これが Kさん の窯です。
まあ…一見 普通の電気窯です。



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最たる特徴はやはり、内側の造りです。
電熱線が覆われている事で、還元をかけても
熱線が痛まない。と言うのです。

Kさん の窯も、焼成中に炭や薪を放り込んだりで
あたかも…灯油窯の内部のようになっていますが
歴とした電気窯です。

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下部にはガスを送り込む為の穴もついていますが
Kさん は薪と炭にこだわっておられるようで、結局
ガスの還元はされていない。との事でした。

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上蓋式で、 5つ の穴が開いています。

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焼成中にここから薪や炭などを投下するようなのですが
意外にも ??
碍子の外側も内側もとてもキレイでした。

煤が焼き切れちゃうんでしょうかね。

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制御盤は
温度計が上と底部に 2つ 設置されているようで
別の温度がしっかりと表示されるそうです。

もちろん、熱線と同様に温度計自体もカバーされているのですが
それで温度が計れるってのが…ナゾですね。

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熱線を保護しながら、断熱する事もない炉材って
一体何なんですかね ???
今度ジミー ・ T氏に訊いてみましょう。

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以下、この窯で焼成された
Kさん の品々です。


私はいつも電気窯を使っている為、
おい。それは違うぜ ! という点もあろうかとは思いますが

電気窯の特長は、再現性が高い事
灯油窯の特長は、還元焼成に特化している事
ガス窯の特長は、電気と灯油の中間の性質を持っている事

だと思っています。

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薪焼成に関しては、私の中で特殊な位置にカテゴライズされていて
特殊というよりも
他のどんな窯とも類似しない、独立した性質を持っている。
と感じます。

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炎が走り
品が焼けるのと、電気窯のように
カロリィを与えて焼く。というのは別もので
もちろん、穴窯や登りに関しても
輻射熱が影響しているわけですから、厳密な意味では言い切れないものの
まあ…そう表現しても語弊はないかと思います。

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そういった意味でこの電気窯はとても興味深く
温度計で炉内を計っているわけですから
焼きが甘い。という事はありえません。

それに加え、焼成中に炭や薪を投入する事で
ビードロやコゲなどで表情をつける事が出来るので
電気窯の特長である、再現性の高い点と
薪焼成の面白い点を併せ持った窯である。と言えそうです。

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薪で焼成するような、ドロドロの濃いビードロを狙うのは無理でしょうけれど
お話を伺うと、そもそもこの窯は
備前焼が出来る電気窯。というのがウリなようで
いわば
備前焼の焼成テストと言いますか
そういう焼きに特化した窯だそうで。

備前の窯は大きく、一度焚く為には大量に焼成しなければならないし
釉ものを電気窯で焚くのとは違い、その手間も労力も大きく違います。
焼き方研究用の窯ってところなのでしょうね。

メーカーを見てみると、岡山の会社でした。


ここまでしっかりと焼けると面白そうですね。
この窯で試してみたい焼きを思いついたんですけれど…
お借り出来る機会があるでしょうか !

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by t_durden | 2013-01-31 01:09 | 陶芸 : CeramicArt

実験と再現性

半分冗談、半分本気で
いつも持ち歩いている鞄にチョコレートを入れています。

先日の今冬 ・ 最大級と言われる寒波の中
作業をしていてトイレに立った際、車にうっすらと雪が積もっているのを見て
作業場から逃げ帰りました。

どうもこんばんは。motomanです。

作業場の前は国道なのですが、結構な坂道で
帰る支度をして外へ飛び出ると、吹雪ですよ。
雪山の斜面を薄いベールが纏っているような層が、アスファルトを覆っていて
地面はキラキラと光っていました。

凍りかけていたんでしょうね。
雪が降り始め…ものの 20分 ほどでしっかり積もり
作業場から 2分 ほど下ったところで立ち往生している車が 2台 。
そこから少し下ったところで、左前フェンダーを激しくヘコませて停まっている四駆が居ました。


…もうちょい出るのが遅かったら
私は涙の混じった…しょっぱいチョコをなめながら
凍えながら朝を待つ事になるところでした ^^

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色々と削りました。

酒器やら

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酒器やら。

酒器って楽しいですね。
また、削りの楽しさも再認識した気がします。

特に
深い彫りを入れる場合。

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私式の鎬。

今回は重量感をテーマに、色々と作ってみました。

見た目よりちょっと重いもの
見た目の想像よりも遥かに軽いもの。
様々です。

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九谷の半田くんから頂戴した、磁土を使ったものも作りました。
磁土を削る時の、手に返ってくる感覚がたまりませんね。
病みつきになりそうです。

つるつるで気持ちが良い。

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乾燥状態によりますが、私は大抵の場合
土ものを作る方が削るタイミングならば、かきべら
ちょっと硬めに乾かした場合 ( 色々な方から、私の削るタイミングはすごく遅い。とよく言われます )
超鋼鉋を使います。
と言うより
帯鉄を加工した鉋は全く使いません。

かきべら か 超鋼鉋
二つに一つです。

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素焼きをし、釉掛けしました。

内は鉄の赤で、外は以前の金ピカです。

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先日 紹介した灰皿を含むこれらは
新釉を吹き付けました。

今頃 窯の中で目標温度に達し
自然冷却していますが、どう出るでしょうね。
これらの釉はほんと、厚みが微妙過ぎて非常に扱いにくいです…

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コンプレッサを使って吹き付ける時の厚みは
うまくデータ化出来ません。
勘ってやつです。

一定のスピードでろくろを回し
吹き付け量も一定
釉の濃度、吹き付け開始点と終了点を確定すれば
釉調の再現性はかなり上げるでしょうけれど、私の場合
釉を吹き付けた時のテカり具合と言いますか
湿り具合で判断しています。

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かなり前から…やろうやろうと思いつつ…
やれていなかった事をやりました。

磁土が手に入った事が引き金となりましたね。
以前 見た事のある、 ( 名は知りませんが ) 外人さんの
白い躯体に黒くコゲのついた品が格好良くて
また
炭化焼成に興味があるので
まァ…初めての炭化。って事です。

初めて過ぎて何もわかりません。
正面を決めたかったので、一部分に集中的に多めに盛り
底部には赤貝を敷いてみました。
また、内には透明釉を掛けてあります。

この 3点 がどう出るのか。が今回のテーマです。
焼締の部分と釉を掛けた部分
炭の密度の高いところとそうでないところ
赤貝の触れている部分がどういう発色を見せるのか。

楽しみが盛りだくさんな一品です。

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この日はてっぺん超えるんじゃあないか。と思ってましたが
なんとか日が変わらぬうちに帰宅できました。

空には奇麗な月が。

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新しく調合した釉は、見込みがこのようになります。
なる…はずです。
なってください。

宜しくお願いしますよ。窯さん

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by t_durden | 2013-01-30 03:37 | 陶芸 : CeramicArt

今朝…もう昨日の話ですが
ちょっと用があり、作業場をさらに南下
和歌山は橋本市へ入ったのですけれど、昼間の気温がなんと。
1℃ でした。

帰りに作業場前に走る国道の傍の電光掲示板を見ると
0℃ でした。

いや
昼間に 0℃ は…アカンて。
もはや大阪やないって。

どうもこんばんは。motomanです。

先日、大阪狭山市で開催された
" 四日間だけのアートフェア " の打ち上げにお誘い頂き、お邪魔してきました。

その中の話で興味を惹かれた件があったので、ちょっと咀嚼してみようと思った次第でありマス。


二次会に残ったのは、陶芸 3人 ・ 創作家具職人 1人 の 計4人 。


誰が為に品を作るのか。という点に於いては
使う人の為。となったのですけれど
" 作家もの " の魅力はどこにあるのか。という点に於いては…人それぞれで。

2人 の陶芸家曰く、陶芸界は工業製品の脅威に晒されている。と懸念しているようで
これはクラフトフェアで出会う、同業者やお客さんとの間でもよく話題にのぼります。


たいていの同業者は
普通に使うだけの器なら、 100円 で買えるもんねえ。と言いますし
たいていのお客さんは
100円 で器を買える時代だから辛いねえ。と言います。

その際、私は
土俵が違うので気にしていません。と言いますが
それは、作家ものと比べて
価値を見出す点が違うからであり、価格勝負では完敗である事は明らかで
同じ土俵に上がった時点で終わりである。という考えがあるからです。

では、どこにどういった価値を見出すのか。という点に着眼する事となるわけですが
これが面白かったのでひとつ。


100均 やニトリや IKEA なんかで扱われている品は
器を販売し出した当初は、その質は決して良い物とは言えず
安かろう悪かろうが当たり前だったわけですが
年々その技術は右肩上がりで、今となっては
土俵が違うから。という一言では片付けられなくなってきているのです。

石膏ではなく、シリコンで型取りした形は自由度を増し
それを大量に短時間で成形できるもんですから、これは目が当てられない。
まして
今は白い器が多いから良いものの、釉薬の調合まで研究し始められると
安くて質の良いものが大量に世に溢れ、私達…個人作家 ( あるいは中小企業に至るまで ) は息を出来なくなってしまう。
というのが、工業製品に脅威を感じている 2人 の意見です。

要は
湯呑みを欲する人が居たとして、 100均 などに多少なりとも ( あるいは大幅に ) お客さんをとられるわけで
販売をする立場から言えば、分母が少なくなっている時点で弊害が出ている。というわけです。


なるほど。
それもひとつ。
ですが、私はやはり
そこは土俵が違う。と思っています。
分母が減るのは確かにそうですが、個人作家が躍起になって攻め入るところでもないな。と思うからで
そう言うと、 2人 は
作家ものを買う人は 100均 のものも買いますよ。と言います。
お金が無いから 100均 へ行くわけではなく、お金を持っている人でも 100均 のものを買う。と。


創作家具職人は言います。
作家ものを買う人は 100均 のものなんて買わない。
わかる人は良いものしか選ばない。と。

そうであって欲しいとは思うけれど、それは理想であり
現実は違うと思います。
現に、物を作っている立場の私とて
100均 で買い物をします。
お金を持っている人でも 100均 に行くのはおそらくそういう意味で
価格と代用度 ( ヘンな単語ですが ) がマッチすれば購入するに至るでしょう。

2人 の陶芸家が言う事も納得できるし、創作家具職人の言いたい事もわかります。


創作家具職人が繰り返し言うには
じゃあ…

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魂はどこにあるんだ!
という点です。

作っているものに魂を込めているんでしょう?

この言葉が私の興味を惹きました。


込めてはいるけれど、品が完成した時点で終わり。
込めたものはそれ以上…大きくも小さくもならないのか
作った品とお客さんの扱い次第で、魂はそこからも成長するはずである
という狭間で議論は白熱しましたが
そこは私の事ですから…話を聞きながら違う事を考えてしまっていました ^^;


というのも
私を含めた 2人 の陶芸家は
" 魂を削ってものを作る " と表現するのに対し
もう 1人 の陶芸家と創作家具職人は
" 魂をものに込める " と表現したからです。

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彼はどうかわかりませんが、少なくとも私は
自分が得た色々なものを咀嚼し、咀嚼し
それに自分なりのものを加え
なるべく余分なものが取り憑かぬよう、省いて省いて
それを自分が作ったものとして世に出すわけですから
楽しい事ばかりではない。
むしろ
生み出すという事は…どちらかと言えば、辛い事に近いと思っているからで
身も魂も削っているような気がしています。

報われるのは
それを使いたいという人と出会いのみで
その出会い以外の救済は一切無いとさえ思っています。
だからこそ
それが叶った時の喜びが大きいのかもしれません。


逆に
魂を込めるという表現をするという事は
魂はどんどん湧き出してくる。という事ですか?と問うと
そういうイメージだ。と言います。

彼ら 2人 がポジティブで
私達 2人 がネガティブなのか
それに対して答えは出そうにないし、まあ
答えを出す必要性すらありませんが
制作に対する姿勢や考え方が違う事について意見を交換できたのは
おそらく 4人 にとって良い事だったのでしょう。

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私が敬愛する鴨居 玲ならばきっと。
魂を削っている。と表現すると思います。

今まで生み出してきた " もの " に取り囲まれ
何も描けなくなり、呆然と…ただ座っているのだから。


それとも
この椅子が創作家具職人の作る椅子だったなら。
また何か違った道があったのでしょうか。

削ってか込めてか。
メソッドはどちらであったとしても
作る品に宿っているものは同じ類のものであるから。

永く愛用される品を作って生きたいものです

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by t_durden | 2013-01-27 01:54 | 制作意図 : Concept

灰皿

最近、プロフィールに書くような
制作テーマなんかを訊かれた時
" 武骨 " をテーマに制作しています。
と応えるものの。

イマイチ…それが一体なんであるのか
形にするとどういったものになるのか、よくわかりません。

だからこそ作っているわけでもあるのですけれど。

どうもこんばんは。motomanです。

DAN T"EA に参加してから
そういった事について考える事が多くなりました。
と、言うのも
" 武骨 " と " ダンディ " の2つの間に
密接に繋がる共通項を感じるからです。

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それは間違いです。と言いたくなりますが
どうも私の第一印象が…
oh you look like ... SAMURAI .
と言われる事が幾度もあり、剣道やってましたけれど。と言うと
わかるわ~ となるようで。


作家と、その人が作った品とのイメージが合致するのもひとつ
意外性の上に印象強く残る事もひとつ。
どちらがどちらとも言えませんが、どうやら私の場合
作っている品を見てから私を見ると
わかるわ~ と感じる方が多いようで
まあ…これは…わかり易くて良いな。と思うわけですが

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別に私は男らしいわけではないし、侍のように
信念の為なら自分、腹切れます。という生き方もしていないし
自分の事も他人ごとのように思え、優柔不断でフワフワしているし
何が食べたい ? と訊かれると
ペペロンチーノ。
と応えてしまう人間です。

侍要素の欠片もありません。

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今回ここで扱っているイメージという言葉は、作風という意味で
ものを作っている人間からすると、やはり
品を見て作家がわかるような
そういう立ち位置でありたいわけで。

今の自分にどれほどのイメージを持たれているか、わかりませんが
深く深く潜って行きたいものです。

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で、
今の自分が " 武骨だ " と感じる形を追いかけているわけですが
やりたい事が多過ぎて迷子になりそうです。


来月頭に、大阪は新町の wad にて開催される
グループ展に急遽…オファを頂き、そこでの展示を経て
" 武骨 " というものは何なのか、その片鱗でも見つかれば良いな。と思っています。

後日 改めて告知いたしますが、企画展テーマは
" 男性に贈りたい品 "

wad を主催されている小林さんに品を見て頂き、色々と何度もお話をした事があり
小林さんの中で、企画展テーマと私の作風が合致したからオファを頂けたわけで
やはり
私の作風は…男性好み。という事なのでしょう。


今までの販売経験上からしても
それはおそらく、揺るぎないイメージで
武骨とダンディには近しいものが必ずある。と信じる私にとっては
この上なく嬉しい事です。

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そこで
せっかくなので…ダンディな一品を作ってみよう。と思い
こんなものを成形しました。

前の記事に書いた
手前の蓋モノが何になるのか~
という結果がコレです。

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蓋付きの灰皿です。

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DAN T"EA の制作依頼リストに棗 ( なつめ ) があり
蓋をなるべく遊びがなく、ピッチリと合わせたいと思った私は
神経を張り、キィの部分と蓋を薄手で繊細なものを作ったのですが
窯出しの時に手がすべって蓋を落としてしまい、キィが欠けてしまったものがあり
コレ何に使おうかな…と悩んだ挙句
灰皿にする事にしたわけです。


多少 火が残っていても勝手に鎮火するし
匂いも漏れずに良い感じデス。

" 贈り物 " という部分を
ちょっと変わっていて高級感のある感じ。と捉え
" 男性のための " という部分は
武骨な感じ。と考え
改めて
蓋付き灰皿を作ってみよう。と思い立ったわけです。

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男性的なイメージを持たせる為、キィと蓋の厚みは
棗よりも若干厚くしました。

一応 2つ 成形しましたが
うまい事…乾燥させて
うまい事…焼きあげる事が出来るでしょうか。
蓋ものってリスクが高いんですよね…


完全に乾燥した時に外し易いよう、ティッシュを挟んで
今日の仕事は終わりです

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by t_durden | 2013-01-25 01:43 | 陶芸 : CeramicArt

凍土

室内に置いてある土が凍り
水分が偏り過ぎて笑えません。
私の作家人生、詰みました。

どうもこんばんは。motomanです。

一度凍った土ってすごいですね。
練っても練っても…可塑性が凍死したんじゃねえか。ってなもんで。
袋に入った土の上部がカッサカサのゴツゴツで
下部がベチョベチョという…最悪の状態でした。

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一応 水挽きしました。

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手前のふたつの蓋モノが楽しみです。
これは何かってぇと…まあ
お楽しみに。という事で
ここはひとつ

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by t_durden | 2013-01-24 04:52 | 陶芸 : CeramicArt

生まれて初めてアレしました。

どうもこんばんは。motomanです。

近況でもひとつ。

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脈絡なんてありませんが。
雪の積もった感じって良いですね。

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まさかの
まさかの南大阪での雪かきです。

こういう釉薬が作れたら…
がっちょ良さそうです。

氷烈貫入という釉がありますが、立体的なこういう肌合いのがあれば
良さそうだなァ。

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コゲたような地の色が透けている部分と、氷が厚い部分の白い感じが
Good .

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光の当たった部分がキラキラと輝く、雪の表面に似た調子はこの釉で得られましたが
調合の都合上、地の色は黒にならざるを得ません。

白い地のこういう釉調の釉が出来れば…私の好みに合いそうなんですが。

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雪かき完了。
スロープと駐車場部分だけですが、これで問題なく車で上れるようになりました。

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白が基調の釉を何かひとつ欲しいな。と思い
とりあえず…テストの前の確認と言いますか。
仕上がりは容易に想像出来るものを掛けてみました。

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これも同様。
湯呑みです。

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その後、またもてんすけさんの窯を借り。
以前 焼きが甘かったものを、実験的な意味も込めて
電気窯で焼き直してみる事にしました。

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こちらも同様に。

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予め掛けてあった透明釉の上に灰が掛かっていますが
そのどちらもが溶けていません。

電気窯にてカロリィを与えてやろうと思います。

b0161715_22172468.jpg

こちらは透明釉が掛かっていないもの。
透明釉を掛けたものが意外に好みで
透明釉の上に灰が掛かった部分が、乙な緑になりまして。

焼き直しが終わったらまたアレします。

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その他
黒土にいつもの釉を掛けたものも入れました。

この釉
かっちょ良い名前を付けたいと思ってはおるんですが
ビビっとくるものがなかなかありません。

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以前、さくが
イタリア語で " 黒い輝き " だとか何かそういう意味のある
" ブリオ " という名前を付けてくれましたが

ブリオって何ですか。と聞かれる度に説明するのも面倒ですし
なんでイタリアかぶれやし。とつっこまれるのも面倒で
漢字を使ったかっちょ良い名前を思案中です。

b0161715_22174449.jpg

てんすけさんの作業場に行くと、この場所がとても気になります。
右に流れている川
下から上方向に流れているんです。

不思議じゃあありません ?
左右の地面の微妙な傾き具合で
平衡感覚が狂ってしまうんですかねえ。


っていう

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by t_durden | 2013-01-23 01:26 | 陶芸 : CeramicArt

今日は冷え込みましたが
明日 ・ 明後日と暖かくなるそうで。

天気予報に敏感デス。

どうもこんばんは。motomanです。

最近、頭がどうかしちゃったのか
ヘンな本ばかり漁っております。

b0161715_2283317.jpg

先日 購入したのがこれらで
私は一体何を考えているんだろう。という雑念を棚に上げ
読んではニヤニヤしているわけですが。

b0161715_2283862.jpg

このおかんの置書きを見て
豚野 某 ( ブタノ ナニガシ ) と、戦国武将っぽく読んでしまった瞬間
さすがに自重しようと思いました。

ブヒ

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by t_durden | 2013-01-19 01:28 | 雑記 : Diary

土鍋

最近 色々な土を分けて頂く事が多く
色々な焼きを試してみたいなァ。なんて思います。

どうもこんにちは。motomanです。

毎年作ろう。と思っていながら
気付けばその季節を逸してしまっている…土鍋です。

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昨年使ってみて気に入った土を取り寄せ
水挽きしました。

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底の無い輪も挽きました。

はて、これは何になるかと言いますと。

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こういった按配です。

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横から見るとこんな感じですね。

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いつもと違った形で、もったりとした感じですが
3セット 成形しました。

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ついでと言ってはアレですが、飯碗も挽いてみて

b0161715_122915.jpg

削り終わって はい。
こんな感じです。

高台脇から腰にかけて溝を一本入れているのは
これに掛ける釉の流動性が高い為。

この溝でしっかりと止まってくれますように。

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高台は最近こういった形にする傾向にあります。
ちょっとした贅沢感を与えたいのです。

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オマケで湯呑みも挽いてみたり。


明日からまた冷え込むそうですね。
凍死しないように気をつけましょう

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by t_durden | 2013-01-17 13:34 | 陶芸 : CeramicArt

平岡 仁 作陶展

今日は一日。
和歌山漬けでした。

どうもこんばんは。motomanです。

近鉄百貨店和歌山店 5階 画廊にて開催中の
平岡 仁 作陶展へ行って来ました。

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仁さんご本人も仰ってましたが
男性好みと言いましょうか。

備前は女子の目に留まりません。
備前は男子です。
との事。

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なるほど そうかもしれません。
特に仁さんの品は…男を惹きつけると思います。

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牡丹餅って良いですね。

なんとかこう…貝目でおもしろい事は出来ないもんかと
考えるきっかけになったのは
備前をじっくりと観る機会があった事でした。

特に未だ何も形にできていませんが。

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かわゆい小壷。

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そそり立つ花器。

かせたものに惹かれる今日この頃…
私の好みドストライクでした。

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最近
" やきもの " という言葉について色々と考えを巡らせる機会が増え
薪焼成の特長である
窯変やコゲ、土の持つ風合いに強く惹かれている事を自覚します。

" 焼く " という工程を経てこその陶芸。と言いますか
" 焼き " でしか得られない魅力と言いますか。

まあ まだまだよくわかりませんが、どうやら
強く惹かれている事だけは事実です。

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FB で、色々な木を燃やしては灰を集めています。と書いてらっしゃいましたが
これもそのひとつでしょう。
蜜柑の灰です。

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備前の土の上に、より鉄分の強い備前の土を塗布し
さやに入れた状態で燠をかぶせ、蒸し焼き状態にした品です。
( 間違ってたらスミマセン… )

この、メタリック調の肌を持つ黒い肌が
めっちゃ好みで
これが自分の窯から出てきたならば…ランバダでも踊ってしまうんじゃないか。と思えるほど
惚れ込んでいます。
( 貧乏で買えなくてスミマセン… )

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こちらが
仁さん本人がオススメする一品。


私、お酒を飲めないわけではないのですが
車での移動が主で
自宅でも… 1ヶ月 に 2 ~ 3度 くらいでしょうか。
気が向いたらビアを一本飲む程度なんですが
これがあれば飲むようになるのかもなあ。と想像してしまいます。

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おそらく還元のかかり具合で色味が変化するようです。と仰っていた
この焼き。
左は " 赭黒 "
右が " 蒼黒 " と名付けられていました。

" 赭 " は " ほそ " とも読み
" 暗い赤色 " や " 鉄分を含んだ赤い土 " などの意味があるそうで
仁さんは " 赭黒 " と書いて " あかぐろ " と呼んでいるそうです。

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玉虫湯呑み。

その名の通り、表面がギラッとメタリック調に光る品で
私は…これが気になって気になって仕方ありませんでした。

これだけ勝手にご紹介しといてアレなんですけれど。
是非 実物を観て頂きたいですね。
写真では伝えきれまセン。

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もひとつ…ものすごく気になったのがコレで
手びねりで作られた品です。

細かくリズム良く刻まれた指跡が
指紋がわかるほど、細かい部分がハッキリと残っていました。

高台脇には、夏の夕暮れを思い起こさせるような黄金色が出ていて
渋いんス。


仁さんの作る形は
丸いところはスッキリ丸く
ラインがハッキリしているところはハッキリしていて
気持ちが良いです。
潔いんでしょうか。
たぶんそこらへんが、男くさい印象を与えているのだと想像しています。


口造りがとても柔らか。


馬の骨が勝手にグダグダと書いてみましたが
やはり実物を手にとって観て頂きたいですね。
見た目のイメージよりも遥かに
手触りが優しく、手に馴染む感じがします。


明日が最終日となりますが、お近くの方は是非

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by t_durden | 2013-01-16 02:43 | 陶芸 : CeramicArt

南宗寺

そうじゃあない。
そうじゃあないんだ。

しゅうなんだ。

どうもこんばんは。motomanです。

南宗寺へ行って来ました。

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武野 紹鷗 ・ 千 利休
師弟共に深く参禅した、禅宗寺院の面影が今もなお色濃く残る寺で
境内がとても広かったです。

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私はどうも、方向感覚というものを持ちあわせておらず
どこから境内へ入ったのかわかりませんが。

目当ての南宗寺へと足を運んでいると、先ず目に止まったのが
山上 宗二の供養塔でした。

利休の高弟で毒舌の持ち主。
そのせいか…秀吉の怒りを買い、耳と鼻を削ぎ落とされて処刑された茶人です。


" 瓊林 " とは " 玉のように美しい人 " という意味だそう。
茶の湯に貢献した人物であるに関わらず、墓すら無いのは如何なものか。と
堺で製茶会社を経営されている谷本氏が建てたものだそうです。

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とにかく境内は広く、また
堺なだけに ? 敷地に高低差がほとんどなく
塀で囲まれたこの空間だけ、現世と乖離しているのではないか。と思える
独特の静けさがあり、当時の堺とさほど変わらないのでは。などと
浪漫漂う空間です。

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千家一門の墓です。
中央に利休の碑。
表千家 ・ 裏千家 ・ 武者小路千家の碑があります。

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武野 紹鷗の墓もありました。

茶の湯の世界に、初めて " 侘び " を取り入れた人物であり
後世に多大な影響を与えた茶人。

この供養塔に耳をあてると…湯の沸く音が聞こえるのだそう。
心得の欠片も持たない私は…資格が無いと!
やめておきました。

信じていないわけではないですよ。

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苔むした風情のある水鉢がありましたが
どういった謂れがあるのかはシリマセン。
知りませんが
造形的に…かっけーッス。

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こちらは三好一族の墓です。

Wikipedia によると…

弘治3年 ( 1557年 ) 当時、
畿内髄一の実力者に上り詰めた河内飯盛山城主・三好長慶(みよしながよし)が
非業の死を遂げた父・三好元長の菩提を弔うべく、
大徳寺90世の大林宗套に開山を依頼して、創建したものである


とあるので、つまりは まあ
南宗寺が建立するきっかけとなった一族のお墓。という事ですね。

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さて、続きまして。
これは家康のお墓です。

家康は夏の陣で真田幸村の奇策に遭い、籠にのせて避難する途中
後藤 基次に槍で突かれて重傷を追い、ここ南宗寺で息を引き取った。
という説があるそうです。

これが俗に言う、家康影武者説へと発展するそうですが
私はあまり興味が無いので ^^;

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社寺仏閣へ行く楽しみのひとつは
こういった仏具などを見る事もあり、たいていの場合
結構…無造作に放置されているものが多く
経年による渋さと言いますか。
そういった感じをまじまじと見られるので良いですね。

しかしまあ
当時を想うと、前衛的な形ですよねえ。
いや、逆かもしれませんね。

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堺は空襲によってその大部分を焼失しました。
この南宗寺も同様で、何度か再建されているそうな。

さて、この三つ葉葵。
これは…これも。
家康の墓です。
昭和に入って再建されたそうで、石碑にもしっかりと家康の名が刻まれています。

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きっとここには再建前に柱が立っていたんでしょうね。

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墓の正面にある唐門。

こちらが正面になるんでしょうかね?

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塀にのっかっている瓦にも三つ葉葵の紋があります。
徳川家に因んでいる事は言うまでもありませんが、ここで家康が死んだのかどうかは
未だ謎のままだそうです。

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碑の裏側には、再建に携わった人々の名が刻まれています。


その中でも目を引くのはやはり
松下 幸之助でしょう。
言わずと知れた…パナソニックの創始者です。

当時、四天王寺の境内で自らが開発した二股ソケットを売りに出していた時
やくざに絡まれているところを
水戸徳川家の家令を勤めた、三木 啓次郎が助けに入り
この商品は絶対売れる。と、踏んだ三木氏が
自らが持つ田んぼを抵当に入れ
出資を申し出たのがきっかけとなり
それがパナソニックの基礎となった。というのです。

水戸黄門が TV で放映されていた頃、ナショナルがスポンサーになっていたのは
こういった経緯があっての事らしいです。

ひとつの出会いが生涯を通じての付き合いになるというのは
素敵な話ですね。

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この墓をぐるりと囲む回廊。
ほんと、現世とかけ離れたような風情が
ここにあります。

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方丈の庭園。
古田 織部好みで、国の名勝庭園に指定されているそうです。


これを見た時、頭の中のモヤっとしていたピースがくっつき
ひとつ、作りたいものが増えました。

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重要文化財の仏殿です。

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見どころは…天井にアリ。

狩野 信政の八方睨みの龍です。
仏殿内、どこから天井を見上げてみても
龍にギロリと睨まれます。

魔除け効果大!ですね。

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さて。
締めはやはり…狛犬でしょう。
南宗寺の狛犬。
今まで私が見た狛犬の中で、最もかっちょ良い一品でした。

こういった風合いを
私は品に込めたいのですが
まあ…そうそう易々とはいきませんね。


あ、そうそう。
冒頭で何がそうじゃあないかって。
南宗寺と書いて
なんしゅうじ と読んで下さい。

そうじゃあないんだよ

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by t_durden | 2013-01-14 22:11 | 旅日記 : Travels