カテゴリ:薪窯 : Wood-fired kiln( 93 )

最後の窯焚き

凍えそうです。

どうもこんばんは。motomanです。

陽が沈むととても寒くなるので
暖を取る為、泉佐野へと車を走らせました。

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K氏 の窯焚きを一晩だけですが、お手伝いしに行った次第です。

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煙道のない生粋の穴窯で
サイズは小振りで、さほど大きくありません。

以前 見せてもらった事はありましたが、焚いている時に来たのは初めてです。

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予定では 3.5日焼成 で
数時間前に無事火止めした。との報せを頂いたので
結果的には 約4日間 だったようです。


窯をついた当初は温度が上がらず、随分と手こずったようですが
色々なところへ焚きを学びに行き
断熱材を窯にぐるりと巻き付けて土でコーティングしたり
煙突をトタンで延長し、引きを強めたりと
ちょこちょこと手を入れた結果、 18時間 ほどで設定した最高温度まで上がるようになりました。

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今回は燠を出来る限り溜めてみたい。という焼成テーマがあり
伺ったタイミングが、ちょうど練らしが終わりかけの頃で
さあ こっから燠の生産に入りましょう。というところだったので
腕まくりをして取り掛かりましたが
熱かったのでそっと袖を戻しました。


煙道が無く、ダンパーはエア・ダンパーのみだったので
ロストルとエア・ダンパーを調節しながら焚いてみましたが
窯が小振りという事もあってか
レスポンスは良かったものの
輝く…良質な燠を
当番の間に作り溜める事は叶いませんでした。

ああした方が良かったかもしれん。と、その後の帰り道で色々と考えてみましたが
これだ ! という答えには行き着きませんでした。
実践してみないと結果が見れない。というところが薪窯の面白さなので
悔しさ半分、楽しさ半分でしたが
帰宅して温かい紅茶を飲んだら夢の世界へスッ飛びました ☆ミ

今年のバッテリィ切れました。


皆様良いお年を ( !? )

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by t_durden | 2014-12-04 00:53 | 薪窯 : Wood-fired kiln

ハーベスト 窯出し

自分がどういった事を感じて生きているのか。など
そういったテーマで真面目にブログを書いている人も居られると思います。

私は違います。

どうもこんばんは。motomanです。

さて
今日は朝からハーベストの窯出しへ行って来ました。

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ハーベストの窯は 3室 まである登りで
部屋が多いだけに、意外に時間が掛かるものです。

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窯詰めには立ち会った事がなく、焚いている時は
事前に撮ってあった写真でだいたいを把握するしかなかったわけで
窯出しした品を観に来た。というのも大事なところですが
どちらかと言えば
窯の造りがどういう感じなのか。を改めて見ておこう。と思った次第です。

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学ぶところは沢山ありました。
以前より疑問のあったところが、少し理解出来た気もしましたし
新たな疑問が浮かんだところも…勿論、ありました。

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ちょうど 1年前 に窯焚きに来たのが最初で、今回で 2度目 。
前回よりも良い仕上がりでした。
しかも全体的に。

私の品も数点入れて頂きましたが、それはまた後日
手入れをしてから紹介してみようと思います。

ハーベストの中にある里山工房で使っている土の硬質感と言いますか
おそらく陶石の類を多く含んでいるのでしょう
半磁などを焼成した時の特徴である、独特な表面のテカりがあり
灰のかかったところが綺麗な白で
緋色も出易い傾向があるようで
今度ちょっと使ってみようかな。などと
アレコレと考えを巡らせた時間でした。

ハーベストの皆様お疲れ様でした。



マニアックな 4枚 の写真だけで乗り切りました。
ある意味素晴らしいブログだと自負します。


明日は所用で伊賀へ行きます。
朝が早いので
おやすみなさい

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by t_durden | 2014-11-26 22:26 | 薪窯 : Wood-fired kiln

ハーベスト 火止め

ッポ------------------------------------------------------------------------------------------ゥ

どうもこんにちは。motomanです。

怒涛の 2ヶ月間 が終わり
私はついぞ
世界一暇な陶芸家に進化を遂げました。

昨晩は帰宅して気を失い
15時間 も寝させてもらいました。ありがとうございました。
加えて
今日一日。
自室でゆっくりしようと思います。
引きこもりの準備も進めねばなりませんし。

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さて そういったわけで
ハーベストの窯焚き、前回は私の当番が終わり。という話でしたが
無事に火止め。となったようです。

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いつもより昇温が順調で
詰めているものが釉ものであれば、ゆうに 48時間 は早く終わっていたと思います。
今回は焼締が主だったので、灰を飛ばす時間が必要でした。

そもそもは九州の窯師が作った窯で
胴木は…いわゆる火袋で、ただの燃焼室です。
薪をくべる為だけの場所で、本命は 一 ~ 三の間 に詰めた釉ものを焼く設計の窯ですが
火袋でも焼締を狙おう。というのがハーベストの秋の窯焚きだそうです。

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とまあそういったわけで
胴木より後ろの部屋の昇温が早いのも頷けるところで
釉を融かすだけなら 2 ~ 3時間 で終わると思います。

今宵もビーフシチューとポテトサラダ
カラフルな豆の沢山入ったサラダを腹いっぱい食べ
屁が止まらなくなりました。
イモと豆のコンボがもたらす屁意に驚きを隠せませんでした。

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エア ・ ダンパーで温度域を調節しながら
まったりと
実にまったりと焚き続けました。

思えば
独りきりで窯焚きをするのは久しぶりです。
色々な事を考えました。

私がもし窯を作るならば
狙いがどうで
どういった形状のものが適しているのか。と
あれやこれやと考えているうちに朝が来ます。

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日が登って当番を交代した後
半日後に火止め。

怪我も事故も無く、無事に窯焚きが終わりました。
窯出しはもうちょっと先の話ですが
どういう仕上がりになっているかが楽しみです。


その後、普限窯の窯出しへ行きました。
そういえばバタバタとしていて
普限窯の火止めの事について書いていなかったので
そこらへんと一緒に後日、まとめてみようと思います

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by t_durden | 2014-11-17 11:15 | 薪窯 : Wood-fired kiln

ハーベスト最終夜

色々と溜まってきました。
電池切れ寸前でごじゃります。

どうもこんばんは。motomanです。

さて
内容となうとが前後してややこしいですが。
いつもより昇温が快調なようです。

だいたいの終了時間が目処ったので
私の仕事は今晩で終わり。となります。

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この 3日ほど めっきり冷え込んだ夜更けだったようで。
窯のそばは快適過ぎて気付きませんでした。

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特にどう。と言った事はなく、焚き続けました。
お腹が空いたら…豪華な食事を頂きました。

もはやルーチンになってます。


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昨晩はなんと
ビーフシチューまでもがありましたので
焚き口の上で煮込み
パンもふんわりと温め直し
それはそれは美味しく頂きましたとさ。

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帰宅後、風呂で少しウトウトし
灯しびとの集いへ行ってきました。

大変お日柄も良く。
こういう時にしか…なかなかゆっくり会えない
作家さん達に会ってきました。


この写真は何ぞ ?
という話ですが
灯しびとの帰りしに
ぎゃらりぃホンダへ行ってきました。

阪本 ケンさんと金沢で金属をされている方の二人展です。

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ケンさんは主に日常雑器を作っておられますが
電気窯での酸化焼成とは思えない焼きをされてます。

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定番の品々から抹茶盌
得意の
荒い化粧土を掛けた、花入なども展示されています。
ケンさん流の遊びっぷりをご堪能下さい。

お近くの方は是非。

とまあそんな感じで。


とにかく
今晩の当番が終われば
ハーベストでの窯焚きの仕事は終わりです。

明日は朝から普限窯の窯出しです。
それが終われば
バカみたいにしばしゆっくりしようと思います。

事前情報によると…
4日焼成とは思えないほどの焼き上がりになっているようです。

楽しみでなりません

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by t_durden | 2014-11-16 00:45 | 薪窯 : Wood-fired kiln

ハーベスト

気付けば。
もう 3日目 です。
4日目 かも知れません。

私にはもはや
わかりません。

どうもこんばんは。motomanです。

さてそんなわけで。

今晩もハーベストにて窯焚きです。

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昨日は帰宅してからの記憶がございません。
よって
今こうして窯焚きをしながらの更新です。

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胴木が終わり、一の間に移りました。

昇温がいつまもより早いようで
今は既に二の間に上がっています。

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ハーベストの楽しみの一つは
レストラン部が差し入れして下さっている、食事です。

窯焚きといえば
カップラーメンやコンビニ弁当などで済ませる事が大半ですが
ハーベストでは毎日このような食事にありつけます。

自社製品のプリンも余っているから。と
デザートにプリンまで頂いてしまってます。

ありがたや。


今晩も当番ですが、灯しびとの集いを
観に行きたいので、駆け足で周ってから
布団に飛び込もうとおも

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by t_durden | 2014-11-15 03:20 | 薪窯 : Wood-fired kiln

うせやん

うせやん。とは
大阪人が本当に驚いた時に口走ってしまう単語です。
相槌程度なら
嘘やろ
嘘つけや
などですが
マジでか !? と、大きな驚きが加わると…どういったわけか
" うそ " が " うせ " と訛ります。

どうもこんばんは。motomanです。

ハーベストの窯に火が入り、 40時間 ほどが経過しました。

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目標温度に到達、あとは練らします。

胴木の品がテカっているので
あとはどれだけ灰を掛けられるか。といったところです。

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朝方に投げ込みから木蓋へ切り替え
どんどん焚き込みます。


朝陽に照らされると
鬼のような眠気に襲われますが、今日は
朝陽が昇る前に襲われました。

バッテリィが尽きかけているのかもしれません。

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当番終了後、とあるイルカから学んだ
左脳と右脳を交互に眠らせる睡眠法を駆使し、作業場へ向かいました。

窯焚きをしている時は、窯の熱気に晒され
寒さなど微塵も感じませんでしたが
車から降りた瞬間の空気の冷たさに思わず
嘘やん。
めちゃさぶいやん。
と独り言が漏れました。


指先が凍ってしまいそうになりながら、色々と削りました。
削り終えたら帰れるから
削り終えたら帰れるから。と念仏を繰り返し
トイレに行こう。と作業部屋を出たその時。

私の目に、空をふわふわと舞うものが飛び込みました。
うせやん。

初雪やん。


私は怖くなったので、その現象を認知せず
残ったものを削り進め
逃げるように作業場を後にしました。


陽射しだけ見るとこんなに暖かそうなのに
空気はキリッとしてますね。
しばらく少し寒い日が続くようです。
皆様ご自愛下さい。

私は寝ます。


いや
雪って。

うせやろ

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by t_durden | 2014-11-13 13:46 | 薪窯 : Wood-fired kiln

近況

最近の出来事をハイライトで綴ってみようと思います。

どうもこんにちは。motomanです。

詳細はまた後日にでも。
と言っておきながら書かずに終わってしまうのが…このブログの常ですが
あと 1週間 を乗り切れば、私は
ろくでなし陶芸家から世界一暇な陶芸家に進化するので
その時まで取っておこうと思います。

その理由の大半は
布団がものすごい引力で私を誘惑するからです。

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4.5日間 に及ぶ普限窯の窯焚きが終わりました。

胴木火止め間際の炉内の様子です。

火止め終了間際にしては…
炉内の色が暗過ぎませんか。って話ですが
詳細は後日。という事で。

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普限窯の窯焚きが終わった翌日。
私は 1年ぶり に…ここへ立っていました。

懐かしき観覧車。

ハーベストの丘です。

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何をしに来ているかって。

窯焚きです。

通算すると
11日間 連続窯焚きになってしまいました。
どうしてこうなったかと言うと
私が貧乏人だからです。

まあ
来年の 1月頭 には普限窯恒例の 10日間焼成 が待っているので
自主トレ。って感じで気張ろうと思います。

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とは言え
作っておきたいものがあるので
ハーベストでの本日の窯焚きが終わった後、作業場へ行き
少しだけろくろを挽いて来ました。

特にどうという事はありません。
貴重な機会に間に合わせる為、今回の普限窯に入れたものと同じ土を使い
色々と作っておきたかった。という話です。

白化粧を掛けてみようか。と考えていましたが
スケジュール的にどうしても運搬せざるを得ない事態になっちゃっています。
その時、どっかそこらへんにぶつかってハゲちゃうと悲しいので…今回は泣く泣く見送ります。


って感じです。

ハーベストの窯焚きは 17日 、昼過ぎ辺りに終了予定ですが
私は例によって夜の番手なので、朝方にはその役目を終えます。

それまで私の体力が持つかどうかは知りませんが
やるかやらないか。ではなく
やるしかない。というのは
シンプルで分り易くて良いな。と思う今日この頃です。


普限窯の最終日用に購入した リポビタンD の余りを握りしめ
この 5日間 を乗り切り
2週間 くらい寝てやろうと思います

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by t_durden | 2014-11-12 14:13 | 薪窯 : Wood-fired kiln

普限窯 窯焚き

火が入りました。

どうもおはようございます。motomanです。

窯焚き始まっています。

前回同様、今回も
早焚きに挑戦しています。

前回の反省点を踏まえての窯詰め。
今回の胴木は火道を設けました。
普限窯では初めての事なので、楽しみな点の一つです。

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前回は窯焚きの直前に台風が来た事もあり
非常にウェットな状態での窯焚きとなりました。
湿気を飛ばす為、炙っておく案も出ましたが
直近のこの窯が決定していたので
ウェットな状態とドライな状態でどれくらいの差が出るのかが検証出来る為
前回はウェットな状態で敢えて挑みました。

一の間で低温焼成をした為、窯詰めの密度がかなり濃く
全体的な質量が重く、ダンパーの半分くらいが意味を成さないほどだったので
今回の一の間は質量を減らし、前回よりも 30% 程度少なめに詰めてあります。

それらが影響したのか
前回 ・ 今回のテーマである
いかに早く昇温させ、 4日間 でどれだけの自然釉を乗せられるか。というところが見処ですが。
今回、温度計数値でトップ温度を 1230℃ 目標としていましたが
17時間 で達成する事が出来ました。
驚きの速さです。

900℃ あたりまでの炙りでは主に杉を使い
そこからは檜で昇温。
私が当番に入った時、既に 1100℃ を超えていて
中の様子を見てみると、結構な量の燠が溜まっていました。

大壺など、火床の根を焼きたい事もあり
昇温させたい事もあり。で
条件が素晴らしく合致したので
ロストルを閉じ、焚き口の下に設けてある空気口を全開にし
燠の真横から空気を送り、燠を飛ばして熱量に替えました。

1200℃ 付近の壁にぶつかるかと思いましたが、すんなりと 1時間弱 で 130℃ の昇温を得られ
目標達成。となったわけです。

その後、根を焼く為にそのまま燠を溜め過ぎないようにダンパーをいじり
若干のテカりが見え始めたので、薪を赤松に切り替え
当番交代の朝まで 1230℃ をキープし続けました。


今後は
全力で燠の生産に努め
火道に沿って配りまくるのみです。

20時間 で火前の品がテラテラに光っている様子は見た事がありません。
早焚きでどこまで深いものが得られるのか…は
窯出しの時までわかりませんが
5 ・ 6日焼成に近いものが穫れる可能性も期待出来ます。

デメリットとして想定出来得るのは
火割れや水蒸気爆発などですが
特に問題はなかったようです。
さすが伊賀 ・ 信楽の土。といったところでしょうか。
九谷の磁土も入っていますが
爆発したものは見受けられませんでした。


今までにない焼き方をするのはとても楽しいです。
明々後日の夕方頃には終了予定ですが
普限窯の特長である
自然釉の厚みと透明感がどこまで得られるのか。
楽しみでなりません

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by t_durden | 2014-11-08 10:13 | 薪窯 : Wood-fired kiln

普限窯 窯詰め

夕刻過ぎ。
無事に窯詰めを終えました。

明朝 6時 に火入れです。

どうもこんばんは。motomanです。

自動車整備士をやっていた頃に腰をやってしまった私で。
慢性的にムズ痒いような…軽度の鈍痛を抱えていますが
昨日 一線を超えてしまったようで
マウンテンゴリラみたいな動き方しか出来なくなりました。

ウホッ

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3日間 に渡った窯詰めも終わり
後は火入れを待つのみとなりました。

今日はその辺の様子でも。

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非常にタイトなスケジュールの中
成形 → 削り を全力でやった結果です。

一部の薄手のものや変な形をしたものは素焼きし
その他のものは生で釉薬を掛けました。
一の間用の品々です。

昨年の 1月 に一の間に入れた黒楽がとんでもなく面白いものに仕上がったので
色々と黒楽釉薬を研究しよう。と
今回も試してみる事にしました。

土は泉州のものです。

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取り敢えず。
今回も一の間をプロデュースする事となったので
中尾くんと一緒に詰め始めました。

くっつき防止の灰を作る為、藁を焼いたり

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緋襷を狙うが為、サヤの中にアレコレと仕込んでみたり

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炭桟切を狙う辺りに入れる、こういった組み物を作ってみたり

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こんな事してみたり

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火囲いを仮設置。
炭を入れるスペースを確認してみたり

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炭桟切の時に使用するスコップを改良する為、前回 切り崩した
背後の土手を更に広くしたり
スコップの長さがどれくらいが良いか。とシミュレートしてみたり

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とまあそんな感じで。

一の間の窯詰めが終了しました。

最上段の左手にチラッと写ってますが
今回の一の間、拙作の中で最も興味深いのは…黒楽釉なのですが
何となく土鍋にも掛けてみました。
そして入れてみました。

スペース的な問題で
本体の部分を重ねて詰めてみました。
さあ どうなる事でしょう。


設置場所の条件から察するに、恐らく…
1月焼成 の時のような緑ではなく
黒から茶色に近い色味になる…
はずです。
知りませんけど。

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一の間を終え、中尾くんと一緒に胴木間のサポートに入ります。

今回の窯焚きのそもそもは
普限窯で新 学さんと一緒に楽しく焚きましょう。というもので
火床のデリケートなところを詰めた、窯詰め最終日の今日
お忙しい中、伊賀から駆けつけて下さいました。

胴木間の後半はいつも
狭いスペースでの作業で身体がコチコチになる小山さんで
慎重な箇所という事もあり、ペースが落ちますが
お陰様でサクサク進みました。

お疲れ様でした。
今頃は伊賀へ戻り、作業をされている事でしょう。
お疲れ様です。

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今回の胴木間では、このような組み物もしました。

はて 何でしょうね。

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茶盌を被せて出来上がり。

普限窯では 2度目 となる
茶盌の伏せ焼きです。

楽しみです。

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今回
珍味入れなるものを作ってみました。

もし何なら
中段をすっぽ抜いて
香合としてでも使えるんじゃあないか。という
私の性格を正確に反映したかのような
適当さの際立つ一品です。

火床の他の方々の作品の陰に仕込んだので
燠に埋もれて黒く焦げ、がっつりと窯変してくれる事でしょう。

楽しみです。

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前回 三軒窯に入れて頂いた磁土の壺です。
2つ 入れて頂いたうちの 1つ は面白かったのですが
これの景色がどうにも寂しく。
焼き直す事としました。

前回は立てましたが
今回は寝かせます。

綺麗な抜けと貝目が出てくれれば良いのですけれど。

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一の間の焚き口は
いつもは 2つ を設置し、状況に合わせて併用していましたが
前回のデータをアレすると
焚き口… 1つ でいけるんじゃねえか的なアレで
試しにやってみる事にしました。

また、温度計も
下部の左右に 1つ ずつ増やしました。

前回の反省点は
色味に灰を振っておくのを忘れた事。
今回は、振ったものと振っていないもの
2箇所 に 2つ ずつ入れておきました。

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道具類を全て片し
窯の周りを掃除し
小割りを井桁に組み。

あとは火を入れるのみです。


10月 の窯焚き ・ 窯出しから
今回の窯に向けての制作
和泉玉菷堂での展示用意 ・ 会期在廊
金沢へ発送する品の焼成 ・ 梱包 ( これに関しては後日改めて ) など
ようやっと窯詰めが終わり
あとは焚くだけ。というところまで来て
ホッと一息つけます。
7時間後 には火が入るので
そうでもないですね。


まあ
やる事が山積していてバタバタする日々よりも
" 焚く " という行為のみに集中出来る日々の方が、精神的には楽です。
疲れますけれど…楽しいです。

私は明晩から窯焚きに入ります。
それまで少し時間があるっちゃーあるので
作業する事が出来なくもないですが
自分への褒美とし
今晩から明晩まで寝てやろうと思います。


問題は腰です。

人間ってこんなに熱を発するものなのか。と驚いてしまうほど
うっすらと汗ばむ身体を横たえ
息を切らしながら
もうあかん。
足にカが入らんくて立たれへん。
と言わしめたこの私が ( 表現に誇張アリ )
腰をいわしてしまって立てないのだから
人生とは皮肉なものですね。

ウホッ

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by t_durden | 2014-11-05 23:01 | 薪窯 : Wood-fired kiln

普限窯 一の間 窯出し

若干 風邪気味のような気がしますが

風邪を引いてしまうわけにはいかないので
風邪風味という事にしておきます。

どうもこんばんは。motomanです。

今日は楽しみにしていた普限窯の窯出しでした。
とは言え
普限窯の窯出しは少し変わっていて
皆が来れるように土日に合わせていますが
大勢の方々が一気に集まると…ごった煮にしても煮え切らないほどなので
土曜日は一の間
日曜日は胴木。と
2日間 に分けて行われます。

よって
今日は一の間だけでした。

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数名で窯出しし、品を入れている方々を待つという
いつもの形になるんだろうな。と思って足を運びましたが
定刻に窯場に居たのは
小山さんと私と飯田さん
実家に帰る途中に遊びに寄ってくれたみどちゃんだけで
今までにないくらい…こぢんまりとした窯出しとなりました。

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とまあ
なんだかんだと書いてきた一の間ですが。
一応 焼成計画やら窯焚きやら
諸々を一任され、結果が気になって 5時 に目が覚めちゃいましたが。

なかなかのものでした。


備前で 5年間 修行した中尾くんと
ああしようかこうしようかと相談しつつ
やれる事は全てやったつもりでしたが
結果がついてくると…一段と嬉しいもんです。

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色々と反省点もありますが、取り敢えずは…ホッと一息です。


一の間の造りが備前風なので
備前風のようなものを狙ってみましょう。という
ざっくりとしたアレで
赤土を窯変させて遊んでみた次第です。

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温度計での最高温度は 1180℃ とし
備前が編み出した技法を色々と仕込んでみました。

結果をざっくりと言うと
狙った緋色は大失敗
炭桟切は成功
2つ 用意したサヤは失敗
全体的な焼き締り具合は成功
といったところでした。

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炭桟切は今後の課題点が幾つか見えたし
上がりも良かったです。

南蛮焼のような
淡い黄色も得られました。
次回の窯焚きで再現出来るかどうかがカギです。

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棚板の設置位置をいつもよりも前に出し、狭間穴前のスペースを大きく取り
火床でも炭桟切が狙えるようにしておきました。

普限窯の一の間は意外と灰の量が多く
焼締めなのに…伊賀名物 ・ からたちのような ( ??? )
狙っても穫れない面白い徳利も出ました。

低温焼成で欠けた箇所が胴にくっつくなどと…
笑えるほどレアなものです。

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赤磁土を使ったものも沢山入れました。

全体的に土色が良く映えていました。
赤磁土なんていう珍しい類の土を見つけ、何となく使ってみただけでしたが
赤土の焼締めって面白いですね。

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緋色が飛んでしまったのはおそらく
還元が強過ぎたせいではないか。と考えています。

残っているものはわずかに数点のみで
その色味は黒が強かったです。

藁は私が持って来たもので
確か… 2年 ほど前に入手しておいたものです。
細いものと太いものを混ぜて使ったつもりなので
ヒョロッとしたものばかりを使ったから残らなかった。という可能性は否定出来ると思います。

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炭桟切のやり方については
仁さんに色々と教えて頂きましたが
使った炭の質が違っていて
そこらへんが少し引っかかりました。

次回は
もっと火足の短い炭を使い、再挑戦してみようと思います。

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とまあそんな感じでした。

今回の上がりを見て、次回はおそらく
最上段と最下段に詰めるものをさらに選定し
気付いた改善点を皆と綿密に相談し
さらに面白いものを狙ってみたいと思います。


低温焼成の焼締めは、ろくろ目がそのまま残るし
土を焼いてます感が強くて面白く
また新しい興味が湧いてきました。

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最初は便宜上、備前風のものを狙いましょう。という事としていましたが
結果的に
備前の技法を使った低温焼成。と言った方がしっくりくる上がりでした。

そう換言してみると
ああ。
じゃあ岸和田にある窯で焼いてるんだから
泉州の土を使った焼締め。とした方が
何かしっくりくるな。というアレで
次回は赤磁土と泉州の土を使ってみよう。と思ってます。

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明日は胴木の窯出しですが
温度降下させる為、もちろんもう中に入れる状態にしてあります。
手が届くところに品があり
目を皿にして…裏がどうなっているのか。と
まじまじと見てみたい欲に駆られますが
胴木の窯出しを楽しみにしている大勢の方々を尻目に
私達だけそうするわけにはいきません。


大の大人が 4人 。
焚き口を覗き込み

あれ見てみ。
すっごいなあ。
裏側どうなってんやろな。
ちょっとだけ見てみる ?

とか言ってる姿は
まさに陶芸バカです。


火床の磁土の小壺が
とんでもなくメタリックな色味になっていて
手入れして持って帰りたい欲が募りましたが
明日までお預けです。

ここだけの話。
ちょっとだけやで。と言いながら
手に取って裏側まで見て
かっこええかっこええと言った後
バレないよう、元の位置へ戻しておきました。


皆で感動を共有するが為
先っちょだけやから。とか言いながら
抜いた刀をグッと堪えるこの大人っぷり。

倫理とは一体何なのか。

ひとつ階段を上がった一日でした。


明日が待ちきれません

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by t_durden | 2014-10-18 22:46 | 薪窯 : Wood-fired kiln