カテゴリ:薪窯 : Wood-fired kiln( 93 )

rdy ok

倒しました背もたれは
元の位置までお戻し下さい


私はチャック ・ パラニュークの奇妙なニューロンです。

どうもこんばんは。motomanです。

随分とご無沙汰しました。
久々の更新です。

おい
生きてるか ? と
複数の方から連絡を頂きました。

首の皮一枚。
未だ繋がっています。

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先日は 18回目 となる
普限窯の窯焚きの為、窯詰めをしていました。

私は 1日 、胴木間の棚組みをお手伝いし
翌日、一の間をやり終えました。

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胴木間の火床に入れる、こういった…ややこしいものも設置しました。

場合によっては
引き出す事になるかもしれません。

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一の間には、こういった遊びもしときました。


窯詰めが終わると、今までのデータから
燠がどこまでせり上がるか等を予想し
どういった操作をする事になるだろう。と予測を立て、だいたいの流れを話し合います。

いつもの事ながら
ここまでくると
あとは楽しみが残るのみですね。

沢山の木を燃やしてきます

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by t_durden | 2015-06-01 01:03 | 薪窯 : Wood-fired kiln

ハーベスト 火止め

ご無沙汰しております。

最近は
遺品整理の仕事って俺にめちゃ向いてんやろな。
という事をしていました。


????

どうもこんばんは。motomanです。

久々の更新なので、結構 前の話ですが。
ハーベストの窯は無事に火止めしました。

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雨が続いて厄介な日が続きましたね。

冬、寒い寒いと日々を過ごし
春の訪れと共に花粉が舞い
温かさに有り難味を感じなくなった頃、梅雨に入り
湿気で私の左手の後遺症が
その頭角をニョッキし始めます。

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よくよく考えてみれば
気持ち良くスカッと制作出来る時間など
一年のうちに何ヶ月あるねん。と声を大きくしたくもなりますが
いや
ここ最近の連日の雨にはやられました。

自分の作った茶碗すら持てなくなる病 ( 笑 ) です。

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そんなわけで
制作以外でやれる事をやろう。と
遺品整理のような事 ( 怒られます ) をやっていました。

一日中、色々と分別したり
床一面に広げたものをコンテナに戻してみたり
右にあったものを左へ移動させてみたり…しつつ
45L のゴミ袋
50個分 くらいはまとめ上げました。

分別の鬼と呼んで下さい。

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こう見えて私、高校生の頃に
油絵を描いた事があり
その時、先生に
君の集中力は凄いね。と言われた事があり
あ、そうやったんや。っちゅー話で
まあ そういった気付きを頂いた事がありまして。

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制作出来ないからってゴミの分別を一日中
50袋分 もやる事はないじゃないか。とか思いますが
これと言った趣味を見つけられない性質なモンで
とは言え
常に何かに追われている、脅迫観念を払拭する事の出来ない性質も併せ持っている。という
何とも鬱な合併症を抱えている身としては
分別でもしているのがベストな過ごし方なのでしょう。

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というわけで
これからしばらく
おかんにも
あのおかんにすらも行き先を告げず ( いつもの事ですが )
ちょっと間
消息不明になってきます。

さよなら
さよなら



さよなら

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by t_durden | 2015-04-17 04:35 | 薪窯 : Wood-fired kiln

佳境

ハーベストを出て
左へ曲がると作業場への道
右へ曲がると自宅への道。

微塵も迷う事なく
私はステアリングを右へと切り込みました。

どうもこんばんは。motomanです。

最近こんな事ばかり言ってる気がしますが
歳を感じずにはおれません。

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まあ
急ぎ作らねばならんものが落ち着いたので
たまに気を抜くのも
良しとしましょう。

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窯焚きの際
耐火度の高い、牛革製の手袋を使うと
火傷の心配は皆無と言っても良いでしょう。

私の場合、薪の投げ込みの時や
引き出し作業の時
燠を配ったりする時も
軍手を二重にして使っています。

連日 同じものを使っていると
世界中で私の手のみに完全フィットする
あたかも
私の為だけに作られたかのような
ものすごい立体感を醸し出します。

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牛革手袋は
確かに耐火度は高いのですが、作業性が悪く
イラっとくるので使わなくなりました。

ポイントさえ気をつけておけば
軍手だけで充分だと思います。

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投げ込み本数が増えてくると
薪を投げ入れる度
指先を地味に炙られているようなもので
ヒリヒリと痺れてきます。

きつね色になってきたらば要注意。
指先に穴が空いたものを使うとえらい事になるので

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このように
再利用するのがベストだと思われます。
手元の薪が無くなると
補充してくれる
わけでもないので
ご苦労さんの意味を込め、このような死に化粧を施してから
ゴミ箱に投げ込みます。


遊んでいるわけではありませんよ。
ああ
疲れがピークに差し掛かっているのだな。
最後まで怪我に気をつけていこう。と
ふんどしを締め直す、大事な儀式みたいなもんです

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by t_durden | 2015-04-12 01:13 | 薪窯 : Wood-fired kiln

究明

先日、とある報せを受け
詰めて作っていたものに余裕が出たので
今朝は
窯焚き当番が終わり、所用で泉佐野へ行き
直ぐに帰宅して寝倒しました。

思ったほど回復しないのが
窯焚きあるあるではないかと思います。

どうもこんばんは。motomanです。

そんなこんなで
昨晩は一の間を焚いてました。

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色々あって燃えたので楽しかったです。
張り切り過ぎて眉毛が燃えた。という話でなく
ゴネた窯相手に、心が燃えた。という話です。

萌えた。と言っても良さそうです。

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ハーベストはいつも
窯詰めを終えた状態で写真を撮り、貼り出しているので
炉内の様子がよく分かります。

焚き口から中を覗けば
注意すべき点をある程度、見つけられますが
見えない箇所もありますし
使っている土が白か赤か
はたまた焼き直しなのかだけでも分かるだけで
焚き手としては助かります。

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どこに置いてある薪はどんな状態のもので
コッチはどんなかな〜
アッチはどんなかな〜
という情報をもらい、実際に試しておくのも大事な事です。


この3本の薪
左側の2本を足した質量と
右側の1本の質量。
同じくらいです。

もちろん、木の種類によって
持っているカロリーに違いがあるでしょうけれど
質量換算でいけば…ほぼ間違いないですね。

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何故このようなマニアックな事を書いているかと言うと
窯がゴネて困らされたからです ^ ^

お手伝いで焚いていると
やれる事とやれない事があり
私の一存ではやれない事が今回…たまたま重なり
四苦八苦したわけです。

そういった状況下でベストを尽くすべく
最高のパフォーマンスを見せる為にやれる事が
薪の使い分けだけだった。
という話です。


シャキシャキ野菜のプレートを 2皿 頬張りながら
色々やりました。

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朝方に何とかバランスが取れたので
良かったですね。本当に。
窯がゴネたら萌えて楽しいですが
それは逃げの言い方で
本当は窯がゴネてるわけではなく
焚き手の考え違いや思い違い
迷いや焦り
経験不足 ・ 知識不足などが露呈しているだけです。

窯や薪のせいにするのは最も楽な道ですが
人は低きに流れてはいけません。
ベストを尽くして無理だったら反省を繰り返し
プヒー 己の力量不足でしたすみません。と平謝りするのみです。

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その後 何度か焚いていると
同じ状況に出くわしたり
あの時のアレはこういう事だったのか ! と気付く事が多々あり
成長させてもらいました。
あの時はすいませんでした。が
次は…やれます。
と感謝するわけです。

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そんなこんなで
この 4年半 くらいで、 60回 くらい
色々なところで勉強させてもらいましたが
なんだかんだで
細かいところが気になっちゃうと
むしろ
わかってない事の方がまだまだ多いんじゃねぇかと
自分の経験を疑いたくもなりますが。

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まあそんな感じで
小壺作ったり
電車窯の窯出ししたり
作ったけど気に入らないもんを粉砕したり
一の間の昇温に手こずったり。
色々してました。

昨晩からは二の間を焚いています。
予定通りにいけば
今晩、三の間を焚き上げて終了。ですが

ああ。
一の間の時もっと上手くやれたはず。と
奥歯にエビの触覚が挟まったような気持ちですが
気持ちを切り替えて焚いていきます

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by t_durden | 2015-04-11 03:47 | 薪窯 : Wood-fired kiln

焚きポジ

またかい。って感じですが
昨晩から窯焚きに入ってます。

どうもこんにちは。motomanです。

つまり、例のごとく
また連日…窯焚きの様子がアップされ続ける事となります。
よく飽きませんね。

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大阪は堺にある、ハーベストの丘の窯焚きで
私は 3度目 となります。
一応… 窯焚き = 特殊技能 という事で
仕事として依頼されているので
大人の火遊びをしながらお金がもらえてしまう。という
私にうってつけの話です。


昨日の 13時 に火入れ。
私は例によって
連日連夜、夜中を担当します。

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昨晩は炙りの段階なので
ちょっと厚着チックで挑みましたが
思ったほどでなくて良かったです。

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ハーベストの窯焚き名物、多彩なプレートも頂きました。

窯焚きが始まるといつも
番手に入る直前に起床するようにリズムを調節するので
家を出る前にしっかりご飯を食べ、万全の体調で挑むのですが
いつもペロリと食べてしまいます。

最大で 2.5プレート いっちゃった事もあります。
美味しいんです。

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まあそれはアレとして
昨晩は炙りだったので、ひじょおおおおおおおおおにまったりと投げ込み続けていました。

今回は何をテーマにやってみようかな。と考えてみましたが
前回のハーベストの時同様、薪のスロウイング ・ テクニックを鍛える事にしました。
燠床の上で格子状になるよう、スナップを利かせて投げ続けます。
キャンプ ・ ファイア的なものが出来上がれば良し。です。

遊んでいるわけじゃありませんし
暇なわけでもありません。
狙ったように薪が投げれるかどうか。というのは
ウソのようで割と真面目に…大事な事です。

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色々な窯場へお邪魔し、焚いていると
いかに体力を温存する事が出来るか ! が意外と重要だと気付きます。
ウソのようで割と真面目に…大事な事です。

前に普限窯に焚きに来た若い子が、あまりに張り切り過ぎて
柳ユーレイみたいに蒼白になって帰って行きました。
何をしてる。って
ただ薪をくべているだけ。
なんですが
どういったわけか、ものすごく疲れるんですよね。

そこで
" 焚きポジ " というものを考えるようになりまして。
焚いている時の位置取りをどうするべきか。という、別になんて事のない
言い換えるならば
いかに全力で楽をするべきか。というもので
昨晩はこのようになりました。

いわゆる
" コタツの陣 " です。

炙り段階だったので、炉内の温度は 300℃ ほど。
若干 風が肌に寒かったので、椅子の位置は焚き口の真横
最小限の動きで済むよう、薪は目の前に積んでおき
プレートは窯の天面でほんのりと暖めつつ
左手方向にはブレンディーとパンを常備していて
超薄型 TV のリモコンとみかんこそありませんが
今回はこのスタイルで挑みました。


余裕で勝ちました。


こいつ遊んでんちゃうか。って感じですが
ウソのようで割と真面目に…大事な事です。

海外ドラマでよく
なに調子のってデスクの上に足置いてんねん。降ろせ新人。
というシーンがありますが
私はああいった格好で窯を焚いている事が多いです。
12時間 窯焚いてると、足がむくむというか
疲れが足にくるんです。
それが
" on the desk , sry sir の構え " をする事で、血流が良くなり
天と地ほどの差が生まれるのです。

ハーベストは 丸6日間 焚くので
窯焚きとしては長い部類に入ります。
略して ODS の構え は私がこれまでに編み出した中で最も有効ですが
それを凌駕する焚きポジはどんなものであるか。を考えながら
12日 の朝まで焚いてきます。


寝ます

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by t_durden | 2015-04-07 15:40 | 薪窯 : Wood-fired kiln

Fix

宣言通り。
むっちゃ寝ました。

睡眠って大事ですね。
身体が元に戻りました。

彼の所業によって傷つけられた私の品々は
直る事はありませんでした。

どうもこんばんは。motomanです。


先日の彼は…いじられればいじられるほど生き生きとしてくるので
もう いじってあげません。

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そんなわけで
普限窯の準備が整いました。
8時間後 あたり。
明日の朝には火入れです。

これらのぐい呑みは、和歌山の備前窯で焼いて頂いたもので
極渋な焼きを入れてもらいました。

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薪窯に携わるようになり、色々な方に色々な事を教えて頂きました。

薪の選定から焚き方
窯の形状や土の選定。

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覚悟と準備
管理と責任。

いつになるかはシリマセンが
それらを踏まえ、私が出来る範囲で出来る事をやろう。と ( そらそう )
色々と考えています。

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これは燃料の問題ではなく
電気 ・ 灯油 ・ ガス ・ 炭 ・ 薪
それぞれに特徴があり、それぞれの焼きがあり。

今の私は薪と炭に強い関心を持っているので
耐火レンガを組み、窯を作りたいな。と考えてます。
この 4年間 で学んだ事を、土に全てぶつけてやるぜ。とか息巻いてるわけです。



真似をしてみて基本はある程度、推測する事は出来ますが
実際にやってみると色々な疑問が出てきます。

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そこらへんを調整していく作業が非常に大変で
それが
高価な燃料を使う薪窯となれば、その回数も限られてきます。

自分の窯で年に 2回 、焼成すると仮定すると
元気に身体が動くうち、あと何回…窯焚きが出来るのかと思うと
たかだか知れています。

そういう意味も込め、焚き手として焼成をお手伝いする事で幾つかの品を焼いてもらい
テストの回数を増やし、様々なデータを集めてきたつもりです。


普限窯の一の間は、作りとしては備前狙いの形状となっていますが
その割に背が高く、備前のような焼きを目指すのであれば
焼成時間不足は周知の事実であるし
備前を狙っていては備前の作家さん方に敵うはずもありません。

そこで
普限窯の一の間を使い、窯に合った備前風のものを狙い
得られた品を見て少しずつ…焚き方や土を変え
この窯ならではのものを模索しよう。と昨年の秋頃からデータを集め
今回で 3回目 。
そろそろ基本的な焚き方を決めにかかろう。と
いつもよりも気を張る一の間となりそうです。


桟切用のスコップも
これまでの経験から形状を変えた、新しいものが用意されました。

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ある水準を超えたものを狙いたいので
これまで一の間を任されてきた身としては…なかなかのプレッシャです。

今までは鉄分を含んだ土をメインに試してきましたが
今回は白土も入れてみました。
良い結果とデータが得られれば良いのですが。

おこがましいですよ。
おこがましいですが
形としては一応…岡部 嶺男氏の薔薇高台をイメージしてみました。

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一方、胴木間には茶盌を 2つ 入れる事にしました。

こういったものを作りました。

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茶盌を伏せて焼く為だけの台座みたいなもんです。

1つ は燠にゴッソリ埋まり続ける場所なので
窯焚きが始まり、中盤あたりに差し掛かって攻め焚きが終わり
燠を溜める作業に入ると
火止めまで見えなくなる事でしょう。

もう 1つ は、いわゆる…どじょうになっていて
大壺の裏側、棚組みとの間にあるので
燠が予想通り溜められるかどうかは…やってみなくてはわかりません。

ある意味
燠に埋もれたり頭を出したりした方が面白いんじゃあないか。と思っているので
結果がどちらに転んでも楽しみです。

柳の下のどじょう。という事で
大壺や花入など、火床に置いた大きなものの足下に小さなものを入れる事をそう呼んでいますが
たぶん一般的ではありません。
ごく一部の窯場でしか通じないと思います。

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最後に…どうでも良い後日談ですが。
SS を撮ってみました。

結局
webssearch に感染してしまい、それを全て消し去るのに苦労しました。

駆除したつもりがブラウザがイッちゃってて
どうしたもんかと思ってました。
webssearch が切り込み隊長で
しょーもないウィルスが数を成して襲ってきていたようです。


普通にインストールし直してもダメだったので
FireFox に関する、ブックマーク以外の全てのデータを消去。
再びインストールする事で快適な環境を取り戻せました。

なかなか長い戦いで
YouTube で音楽を流しながら駆除していたのですが
SS を改めて見てみると
" 落ち込んだ人を全力で応援する洋楽 " で
曲も " Fix you " だった事に気付き
何の皮肉やねん。
Fix me plz !!!
と叫びたかったです。


メガネの彼に割られた品々は直りません。
睡眠で私の身体は治りました。
ウィルスも駆除し、 PC環境 も直りました。

あとは
明日から始まる窯焚きで
一の間の焼成をどう、微調整していくか。です。

一の間の焼きが良ければ…全てを Fix し切った事になります。
手に汗握りながら焚いてきます

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by t_durden | 2015-03-18 01:11 | 薪窯 : Wood-fired kiln

ええやないか

先日。
情けなさが募り過ぎると涙腺が緩む。とかなんとか書きましたが
あれは間違いでした。

笑うしかなくなります。

どうもこんばんは。motomanです。

なんだかんだと起こり過ぎた昨今、私は先程
明日…完全オフとし、一日中寝てやる。と決心しました。

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今日は早朝に起床、窯出しをする為に天見へと車を走らせました。

ちょっと変わった焼き方をしたらば
ル ・ クルーゼみたいなシャレオツったものが出てきました。

アフターです。

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まあ
あまりの乾かなさに、素焼き前に炙らなければならない。という事態にいい加減イラッときたのと
悲しい金銭的理由で
時間と電気代をケチり…低温で素焼きしたらこうなりました。という話なんですが
こんな冴えた土色は珍しいので
もう
これでええやないか。と思いました。

左上あたりに入っているものがビフォーです。

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昨晩 作っておいた釉薬を携え
普限窯へと向かいました。

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右がビフォー
左がアフターです。

薪を効率よく燃焼させる為、焚き口の下にロストルというものが設けられているのですが
そこに使われているレンガです。

焚き口が最も温度が高くなるので、いかに耐火レンガと言えど…チビッてきます。
1年 でこれだけチビちゃいました。

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ので
新しいものに取り替えました。

準備オッケィです。

窯主の小山さんが胴木間を窯詰めする中、私と
いつも曇ったメガネをかけている N尾くん は、一の間の窯詰め準備を始めました。

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取り敢えず…私は釉掛けからです。

鉄系の類のものをバシャーっと掛けました。

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今回 初の試みとなる、いわゆる低温釉も掛けました。
無鉛のフリット系です。

何か
片栗粉みたいですね。
粉末状で購入してみたもので、触った感じ
あ、片栗粉みたいやな。とか思ってたんですが
聞いていた以上の沈殿の速さっぷりで
ひとつ掛ける毎に撹拌せねばならぬくらい
カタクリッコしてました。

濃度はシャバめにし、何度も柄杓掛けをして
敢えてムラを作る。としてみましたが
もう
これで完成やったら格好ええやないか。と思いました。

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何故 低温釉を使ったのかと言いますと。
今回の一の間も、昨年の流れのひとつの節目として
備前風の低温焼成にしよう。となったからで、温度計表示で
前々回が 1200℃
前回が 1180℃
今回が 1150℃ と設定したからです。

よって
今回も…緋襷と炭桟切を狙います。

藁を巻いたりぼたもちをのっけたり、目土を立てたり。と
色々と準備しました。


私は釉を掛ける類のものが多く、自分の組み物を全て終えた
いつも曇ったメガネをかけている N尾くん に先に窯詰めを始めてもらいました。

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自分の品を狭間穴に幾つか入れ、私は再び釉掛け作業に戻りました。


するとどうでしょう。

曇ったメガネの N尾くん は事もあろうか
私の渾身の茶盌を割ってしまいました。


罪を憎んで人を憎まず。と言いますか
共同で作業をしているのだから有り得る事で、まあ致し方ない。と言いますか
まあしょうがないです。

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作業は地味に、しかし着々と進み
炭桟切を狙う、上段の棚に差し掛かりました。

磁土の桟切を試してみよう。と
フタものを用意していましたが、よく見て頂ければわかるよう
フタのてっぺんがギザギザになっています。

メガネの N尾くん が手をすべらせて割って下さいました。


仏の顔も三度まで。と言いますか
共同で作業をしているのだから有り得る事で、まあ致し方ない。と言いますか
まあしょうがないです。

b0161715_2453727.jpg


ここでル ・ クルーゼが再び登場します。

キメの細かい土を丁寧に削ったものですが

b0161715_247217.jpg


これも再び登場します。

左手前のル ・ クルーゼの口縁あたりをよく見てみて下さい。
フタを支える目土がかぶっていて見え辛いですが
欠けているのがお分かり頂けるかと思います。

メガ尾くん が割って下さいました。


さんそうでもヨットと言いますか
共同で作業をしているのだから有り得る事で、まあ致し方ない。と言いますか
もう
ええやないか。

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ほんまごめん。と猫なで声で謝罪された後
まあしょうがない。と
交代しながら作業を進め、最上段あたりに差し掛かり
棚板を置くのに足をプルプルさせている時
この男。

事もあろうか
狭い窯の中で屁こきよったんです。

ダンパー全開にしろ。とか言うてる場合じゃないです。


もっと言えば
窯詰めが終わるのは夜遅くになるだろう。という予測の下
共に作業をする屁こき虫の為、米を食ってカを出してもらわねば。と
窯場へ行くまでに寄ったスーパーで、虫の分の弁当も買っておいたんです。
私が身銭を切って買った弁当を消化したガスなわけです。


恩を屁で返すと言いますか
もう本当に
もう
もう
もうええやないか。と心底思いました。

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ここまで打ちのめされると
また涙腺が緩むのかと思いきや
笑うしかなかったです。


そんなわけで
無事に一の間の窯詰めも終え、窯場をキレイに掃除して
いよいよ火入れを待つのみとなりました。


お陰様で心底疲れたので
明日は完全オフ。とした次第です。


もうええやないか。ってくらい
世界中の誰よりも。
安らかに眠ってやります

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by t_durden | 2015-03-17 03:46 | 薪窯 : Wood-fired kiln

K氏の窯 再び

時系列はちょっとアレしますが
先月、再び K氏 の窯焚きへ行って来ました。

どうもこんばんは。motomanです。

K氏 は年に 2度ほど
直径 50cm を超える睡蓮鉢を焼いていて
火床は特に何も詰めず、毎回 窯道具として
同じものを何度も焼いているそうで
何か入れたいものがあればどうぞ。との事だったので

b0161715_3305656.jpg

伊賀土で作った花入を入れさせて頂きました。

睡蓮鉢は釉薬を掛けているので、今までのデータから
焼成時間は 約18時間 ほどで
焼締には向いていませんが
ちょっと思うところがあり、それに向けての非常に貴重なデータがもらえる機会だと思えたので
大変ありがたい話でした。

一般的には正面を真下に向けて伏せ、自然釉を巻き込ませたりしますが
正面を中心とした時の
右半分と左半分の景色を変化させたかったので
壁際に背を向け、火前に正面が向くように詰めてみました。

b0161715_331611.jpg

確かこの日は…
所用で伊賀へ行っていて、未だ焚いている時間帯だったので
帰りに寄ってみる事にしました。

b0161715_3311692.jpg

どうにか使い切ってしまいたい杉材があり、それをメインで昇温させようとしましたが
目標温度まではちと厳しい感じでアレでしたが
睡蓮鉢の表面はテカり、釉が融けているのが視認できたので
それで火止め。とする事にしました。

b0161715_3312472.jpg

これまでのデータと照らし合わせると
いつもよりも 3 ~ 4時間 ほど長引いてしまいましたが
メインの睡蓮鉢はバッチリ焼けていたので良し。でした。

b0161715_333588.jpg

後日、その時の花入を取りに伺いました。

水漏れチェックは未だですが、指で弾いた感じ
焼き締まっているようです。

狙いは
口元に若干の焦げ
正面の右側半分に自然釉の流れと緑色
左側半分に土色を残せるか
といったところで

結果としては…

焦げ不足
自然釉の厚み不足
といったところでした。

焦げに関しては、焼成時間的に燠を溜め辛い為
深いものは狙えませんが、もっと攻めた位置に窯詰めし
薪の投げ込み位置を集中的に行えば
もっと先があったはずだ。と思います。
改善できそうな範疇です。

自然釉の厚みに関しては
焼成時間的に期待は出来なかったので、こんなものだと思いました。
案は元からありましたが、何もしない状態でどのくらいの降灰が見込めるのかが知りたかったので
非常に良いデータが取れました。

それより
ガツッと彫ったところに土色がどれだけ残るかな。というのが最も見たかったところなので
今 頭の中で考えている焼きに向け、かなりのところまできた感じです。

10% ほど赤土を混ぜ、土色に変化を持たせた方が良さそうです。

b0161715_334835.jpg

そして今日。

夕刻過ぎに電話があり、火止めしたけど割れたで。との報告を受けました。
睡蓮鉢を焼いた後、続けざまにもう一度直ぐに焚く。という事で
磁土に釉を掛けたものを託していたのです。

どのように割れたのかは…見てからのお楽しみ。という事で
取り敢えず
磁土の釉モノを薪焼成した、初めてのものが焼き上がりました。

どうなっている事でしょう

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by t_durden | 2015-03-12 01:00 | 薪窯 : Wood-fired kiln

三軒窯

週末から昨日までの 3日間
伊賀の三軒窯で窯焚きをしてきました。

どうもこんばんは。motomanです。

風があるかないか。では雲泥の差ですね。
なかなかに寒かったです。

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いつもは夜の番手で入るので
交代する前後の間と最終日の朝から夕方にかけて。くらいしか
学さんとゆっくりと話す機会はありませんが
今回はちょっとイレギュラーな番手に変えてもらえたので
色々な事を話せました。

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当番に入ったタイミングもいつもより若干 早かったので
運転の切り換え方を体験出来ました。

窯焚きは終始まったりとしてました。
炙り ・ 攻めも特にどうと言う事もなく
最高温度到達まで、特に壁も無くすんなりと上げる事が出来ましたし
燠の生産も安定し、いつも以上に上手く溜められました。

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まあそんな感じで。
学さんの焚き方は一般的なものとは違っていて
胴木間が終わり、一の間に上がってから安定させるまで。が最も緊張する瞬間ですが
そこも意外とすんなりとハマったので
ほっと胸を撫で下ろしました。

予定通りに火止め。
薪焼成されている方はよく
少々ゴネた時の方が面白いものが穫れる事が多い。なんて仰りますが
今回はどうでしょう。

ベストは尽くせたと思うので
後は窯出しを待つのみです。


今回もお世話になりました。
お疲れ様でした。

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今日は
若干の眠気を引きずり、所用で普限窯へ向かい
その後 作業場へ。

三軒窯の窯焚きの前に終わらせよう。と思いながら
乾燥状態がアレで残っていたものをしのぎました。


死体のように芯から冷えていて
素手では触れませんでした…



軍手の痕が若干、残ってしまうのがイラッときたので
冷てえ冷てえと思いながら、素手で進めました。

今日は本当に寒かったですね。

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荒削りしたものを煙草をくわえながら眺め
仕上げにチョロッと最終の削りを加えます。

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このようになりました。
どこがちゃうねん。っちゅー話ですが
ちょっとした拘りというものはあるもんで。
こういうところを大事にいきたいもんです。


明日も相当寒いようですが
制作の日々に戻ろうと思います

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by t_durden | 2015-03-10 23:11 | 薪窯 : Wood-fired kiln

K

3度寝 を経て、 12時間 。
泥のように眠りました。

どうもこんばんは。motomanです。


先日は所用で早朝から伊賀へ行き、その足で K氏 の窯へと向かい
朝まで窯焚きしてました。
窯焚き史上、最高潮の眠気にやられそうになりました。
やられたかもしれません。

最近ほんと
歳やなあ。って思います。

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K氏 との出会いは小っ恥ずかしいものでしたが、まあ その辺りは割愛して。
親ほど歳は離れていますが
なんだかんだと…もうかれこれ 6~ 7年 、お付き合い下さってます

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色々な窯場へお邪魔させて頂いている昨今ですが
その窯場毎に色々な焚き方があります。

最悪の場合、せっかく窯をついたのに
数年後に近辺が驚くほどの近代化を見せ、苦情が出るので煙を出す事が出来なくなり
焚けなくなった。という話も聞きます。

私の実家も昔は田んぼしかありませんでしたが
今では随分と開けました。
草の匂いが懐かしいもんです。

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そんなわけで
K氏 の窯も同様、周囲の住民からの苦情が出ないよう
煙と炎を抑え気味で焚かなくてはなりません。
消防申請はしているので、法的には問題無い。というところが
やってる側からすると…悲しいところです。



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そういった条件下でどういったものが狙いたいのか。
いわゆる " 縛り " が発生するわけですが
身近なものを臨機応変に使ったり、用意して下さっていた色々な種類の薪を使い分けたり
とにかく、出来得る限りの知識と経験を総動員して
ベストを尽くせるかどうか。というのも窯焚きの楽しみで
焚き手にとっては…俄然 燃えてしまうところで。

今回のテーマは、 約90時間 という制限時間内で
いかに多くの燠を生産し、それらを作品にぶつける事で
どのような深い窯変がを実現できるか。といったところで
史上最大の睡魔とも闘いつつ ( ? )
上質な燠をひたすら生産し続けました。

思っていた以上にすぐにバランスしたので
結構 まったりと焚けました。

日付が変わってしまいましたが、今日の夕刻あたりには
無事に火止めした。との連絡を頂きました。
2度目 の目覚めと 3度目 の夢の世界への旅立ちとの間の話です。


金色の燠で火床が輝いている景色を見る度
陶芸やってて良かったな。と思います。
作ったものをご購入頂き、互いにハッピーになるのが
陶芸という仕事での大事なところではありますが
エンドユーザーであるお客様が目にする機会のほとんどない
こういった景色を見ながら焚いているんですよ。ってところも
もっともっと紹介していければ良いな。なんて思います。

ほんと美しいんですよ。
思わず…焚き口に飛び込んでやろうか。と思っちゃうくらいに。


まあそんな感じで。
窯出しが楽しみです

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by t_durden | 2015-02-12 00:49 | 薪窯 : Wood-fired kiln