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水挽きイロハ

陽が傾きかけてきた頃に家を出、
涼しくて静かな夜中に制作をしています。

非常に集中出来ます。

どうもこんばんは。motomanです。

私にとっての
" 集中できる環境 " というのは、周囲の環境に関係なく
例え騒々しい中であろうと、静かな中であろうと
たいした違いは無いのですが、まあ…ほとんどの人がおそらくそうであるように
静かな方が好ましいわけです。

集中するという行為は…対外的なものでないから…結構 不思議なモンですね。
水挽きイロハ_b0161715_3263961.jpg
大きめの物が良い感じに乾いたので、まずはそれから。

このくらいの大きさ以上の物を削る時が、一番楽しいかもしれません。
集中と同様、気の持ちようなのでしょうけれど。
小さい物を削る時より、気合が入ると言いますか。

物がデカいだけに、達成感がほんのちょっと多く得られるからかもしれません。
また、細かな彫り方が可能になる為…逆に緊張感が必要だからかもしれませんね。
水挽きイロハ_b0161715_327380.jpg
と、まあ こんな感じです。

拡がる口縁部と、躯体の下半身。
このバランス配分が…現時点での課題です。
もっとメリハリをつけた方が良さそうですが、仕上がりは上々です。
水挽きイロハ_b0161715_3272491.jpg
サクい黒土を使って作ったコレも削りました。

土がサクいだけに…細かな彫りは出来ませんね。
他の道を模索した方が良いかな。と感じました。
水挽きイロハ_b0161715_3273693.jpg
私にしては、かなり普通な形です ?

口縁部の高さに微妙な違いをつけましたが、どうでしょう。
もっとメリハリをつけた方が良いかもしれません。

いや、しかし
久々にかなり薄手に削りました。
久しぶり過ぎて失敗するかな。と思ってましたが
結構キワいところまで攻めれました。

無事に焼けたら重さを量ってみよう…
水挽きイロハ_b0161715_3275450.jpg
聞こえてくるのは
時々 SAV の前を通る車の走行音と
虫の鳴き声。
そしてろくろの回転音だけです。

無音ではないところが
集中し易い環境の条件なのかもしれません。
水挽きイロハ_b0161715_32833.jpg
ちょっとワケあって
昔作った花器などを写真に撮っていたら
多少の歪みを許さなかった頃を思い出し、牛ベラとなめし皮をきちんと使い
あの頃と現在と
どの程度…水挽きの技術が上がったのかを確かめるように…成形しました。

まさに真円ですね。
この 3日間 の水挽きで、多くの事に気付きました。
1週間前 の私とは、比べ物にならないほど上達したと思います。


これがあるから…やめられません。
色々な課題が見つかり
考え
解が得られ
租借し
無意識下で手が動くようになると…
何時の間にか、階段を 1つ 上がっています。
水挽きイロハ_b0161715_3281162.jpg
やればやるほど問題点が見つかりますが…
日々 上達するのがわかります。

アウトラインにも、厚みにも多少の誤差があるし
挽き終えて手板に乗せた時点で…高さが違うのは
まだまだ下手クソな証拠。

手数が整い切っていないか
成形技術の甘さか。
あるいは
視線を送る先が間違っているのか
はたまた
動かす手の形に難があるのか。


問題点を いち早く見据える事も
上達への一歩ですねえ。

水挽きがもっと上達すれば…削りの手間がもっと簡略化する事が出来るようになり…

先の事を考えてワクワクする感覚。
陶芸。
楽しいデス

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by t_durden | 2011-07-26 06:42 | 陶芸 : CeramicArt